続・真(ま)フランスの日常

フランスの時事、フランス生活の実態、エコライフ、日本を想う日々・・・                                    (ココログで綴っていた「真(ま)フランスの日常」 http://mafrance.cocolog-nifty.com/ の後継ブログです) 反核・反戦!

フランス全国のリモート授業がサイバー攻撃される

復活祭明けの火曜日、フランスの幼稚園・小・中学校の教師が全国一斉にリモート授業を再開しました。

高校は一週間おきにリモート授業をする措置が取られていましたが、幼稚園・小・中学校では約一年ぶりのことです。

ただし、うちの次男は年少さんで、「ちょっと早すぎる」ということで対象外。

次男は、今年からリトミック教室にも通っていて、ロックダウンの度にリモート授業が試みられましたが、“自宅で親と一緒”というくつろぎモードが祟って、どの画面の向こうもてんやわんや。先生の声がほとんど聞こえず、誰も聞こうとせず、話になりませんでした。

 
というわけで、リモート授業は幼稚園の年中組から大学まで。

でも、朝から晩までひたすらリモートで授業をしているわけではありません。

例えば、長男のクラスのリモート授業は、クラスを二つに分けて毎日朝の45分だけ。

中学校教師(ときどき小学校も)の旦那さんは、リモート授業は一日に多くても3時間、それ以外はカメラは使わず、日ごろから生徒たちと連絡を取っているツールを使って、文章で指示を出す授業にしています。

と言うと、随分少ないように思えますが、これでも多いくらいだということを一週間を終えて感じずにはいられません。

というのも、まず、一日目の長男の最初の授業は、我が家のパソコンのカメラが作動せず、息子は声だけで参加しました。

まぁでも参加できただけいいのです。

午後になって届いた担任の先生からのメールによると、もう一つのグループでは、ツールの不具合が続いて、ほとんど授業にならなかったのだそうです。

そして木曜日、旦那さんが予定していた小学生を対象にしたドイツ語の授業に参加できたのは、10人中たったの4人!

参加しなかった6人の中には、ただ単に忘れちゃった生徒(保護者)もいたようですが、届いたメールなどから推計すると、そのほとんどが、参加したかったのにできなかったのです。

最終日は、今度は旦那さんがサイバー教室に“入室”することができず、お手上げ。

不具合の原因は、フランス全国で2種類しかないリモート授業のツールに対するサイバー攻撃だと言われていますが、教育省や教育委員会の準備不足も巷では囁かれています。


一方、これらの不具合とは無縁の生徒たちも存在します。

旦那さんの中学校では300人中2人がそれにあたり、今週一週間はずっと優雅な日々を過ごしていた・・・かどうかは、本人たちに聞いてみないとわかりませんが、少なくともリモート授業の煩わしさから逃れたことは確かです。

なぜなら、彼ら2人の自宅はネットが繋がっていないため、自主学習を課されているからです!!

ちなみに、去年のロックダウンでリモート授業が長く続いたとき、彼らは授業のプリントを郵送で受け取っていたそうです。

ネット環境がない理由はわかりません。

でも、こうして自分たちで作った技術を使いこなせない人間社会を見るにつけ、結局は、彼ら2人の生活様式で十分なんじゃないか。

・・・と、携帯電話を持たない生活を始めて、かれこれ10年が経とうとしている私は思うのです。