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Ryoka
1978年生まれの兼業主婦。(2019年夏までの10年間は、フランスでは正式な職業とみなされていない専業主婦でした。)
2000年渡仏。フランス各地やオーストリアの田舎町などを転々としたあと、フランシュ・コンテ地方に落ち着く。家族はドイツ語教師(フランスの公務員だから安月給)の夫と2010年&2017年生まれの男の子2人(長男は長期授乳を経て6歳で卒乳!)。 趣味・・・というより“息抜き”はスポーツ観戦(現地、テレビ、ラジオでも!)。
完全オーガニックorエコな衣・食・住を目指して日々奮闘中。エンゲル係数高し。
~ブログについて~
2013年にココログ(http://mafrance.cocolog-nifty.com/blog/)で始めたブログのコメント投稿不具合を理由にneo naturalという会社が運営する「なちゅらぶ」というブログサーバーに引っ越すも、2021年1月に突如閉鎖を告げられ、Hatenaに移動。
Je suis Charlie
シャルリー・エブドは差別主義者ではありません。彼らの精神は、反啓蒙主義(※)を否定すること。つまりは“おかしい”と思ったことをはっきり“おかしい”と言うことであり、宗教もタブー視しないことを信条としています。 (※意図的に曖昧な言い方をしたり、またある問題を明確にすることを妨げるような態度)
そもそもが、政教分離を掲げるフランスでは(個人を攻撃する場合を除いて)あらゆる宗教を問題視したり批判したりする自由があります。全ての宗教は人間が作ったもの、つまりは権力の一つであり、イスラム教徒が増え続け、その中からイスラム国の戦闘員が生まれているフランスでイスラム教を風刺することは、もう一つの権力である政治をネタにすることと同じなのです。
また、原発事故後の福島の風刺画には被災者を傷つける意図は一切ありません。なぜなら、シャルリー・エブドは福島で原発事故が起きるずっと前から原発を批判してきた反原発主義で、風刺画が標的とするのは原発推進派の政府や原発ロビーだからです。
・・・と書いてみましたが、ここまで読んでも「全然納得いかない!」という人には、風刺制作にも携わったことのあるイタリア人映画監督が綴った、“風刺のいろは”(日刊べリタ掲載記事)を読まれることをお勧めします。↓
イタリア人の映画監督がイタリア中部アマトリーチェ地震の被災者らをパスタにたとえた風刺画を読み解く ~母に捧げる風刺画の読み方~ Francesco Mazza