続・真(ま)フランスの日常

フランスの時事、フランス生活の実態、エコライフ、日本を想う日々・・・                                    (ココログで綴っていた「真(ま)フランスの日常」 http://mafrance.cocolog-nifty.com/ の後継ブログです) 反核・反戦!

ニュース

戻ってきたベンゼマ

1年延期になっていた、サッカーのユーロ(欧州選手権)を控えるフランスで、代表選手が発表されました。その発表が、5月18日、夜のニュースで、生放送で、大々的に注目を集めたのには、わけがあります。なんと、“あの”、カリム・ベンゼマが、代表に返り…

「宗教は大麻より危険!」 by アリミ裁判・デモ参加者

(また後手後手ですが、以下の内容は、ちょうど次男を出産して間もなくして起きた事件の司法の判断に関する話で、私自身知らないことが沢山あり、忘備録のつもりで書きました。) 4年前の2017年4月4日早朝4時、パリ11区でサラ・アリミSarah Halimi…

ヨーロッパを縦横断したサハラの砂にセシウム137が含まれていた件

1か月半前に「サハラの砂がヨーロッパ縦断!?」という記事を書いたのですが、内容が浅はかだったので、今更ですが捕捉します。というのも、まず第一に、サハラ砂漠の砂といえども、いわゆる「黄砂」と同じで移動中に有害物質と結びついて大気を汚染するよ…

“日本社会の実態暴露合戦”に、シャルリー・エブドも参戦!

森喜朗が辞任してからというもの、フランスのメディア上では、日本の実態を暴露する記事が散見されるようになりました。数件前の拙記事で紹介したフランスの公共放送の記事やレキップ紙に続いて、右派系のフィガロ紙が発行する週刊誌マダム・フィガロが、「…

“大坂なおみの母親は日本人の狭量っぷりに至極悩まされた” byレキップ紙

大坂なおみ選手、4度目の4大大会優勝!・・・というわけで、昨日の朝、レキップ紙を2軒目で手に入れました。一軒目になかったので、もしかしたら、こんな田舎町にも大坂選手のファンがいて、売り切れちゃったのかも!?と思ったのもつかの間、2軒目には…

【森喜朗発言】日本社会が時代錯誤な性質から抜け出せない実態が再び明るみに出た byフランスの公共放送

やっと辞意を表明した森喜朗ですが、フランスを始めとする欧米の先進国なら、それが誰であろうと“即死”でした。 つまり、一週間以上堂々と“生き続けた”ということは、やはり日本にそれなりの土壌があるからだと思います。 下のリンク先の記事(フランス公共…

「Samuel Paty中学校」と「Samuel Paty通り」

フランスの学校の名前は、幼稚園から高校まで、たいていの場合が人名です。「Victor Hugo中学校」という、誰でも知ってる歴史上の人物から、Wiki検索でもしないと聞いたことがない知る人ぞ知る人物まで、知名度は様々。そんな学校の名前を、「Samuel Paty(※…

“単独”とは言い切れない、ニースとベルリンのテロ

12月19日、ベルリンのクリスマス市を狙ったテロが起きました。 「次は学校」と言われていた中、先週の金曜日に息子と旦那さんが無事帰宅してほっと一息ついた矢先のことでした。 テロの手口がトラックで“単独犯”・・・と聞いてニースのテロを連想しない…

シャルリー・エブドが描くトランプ&イスラムを風刺するアルジェリア人風刺画家

この記事で予告めいたことを言ったのに今頃になってしまいましたが・・・ トランプ勝利が決まった後のシャルリーの表紙(1269号)は、コレでした ↓ CHARLIE HEBDO 14 Novembre 2016 N°1269 題して、「この人に原爆ボタンを委ねてしまって、よかったのでしょ…

【トランプ勝利】フランス各紙の驚きと絶望

トランプ勝利の翌日、近所のキオスクで、手に入るだけのフランス紙を買ってみました。 (・・・って今頃の報告ですが) まずはフィガロ紙 ↓ ハリケーンを意味する「L'ouragan」という見出しで、トランプ勝利の勢いと恐怖を表現。 フィガロ紙は右派新聞らしく…

なるべくしてなった、トランプ・アメリカ大統領 ※修正済み(青文字部分)

やっぱり、というか・・・ とうとう、というか・・・ ついに、というか・・・ “奴”に決まってしまいました。 ドナルド・トランプ アメリカ大統領 少し前に、シャルリー・エブドが掲載する風刺画が人々を不快にさせるのはなぜなのかを丁寧に解説した、イタリ…

フランスで命を狙われるタイ人たち

10月13日、タイの国王が死去したことが世界中でトップニュースになりました。 タイという国は、日本でもフランスでも贔屓にしている人が多いので、今回のニュースは他人事とは思えなかった人が少なくなかったのではないでしょうか。 特に、日本の場合、…

シャルリー・エブドはなぜイタリア人被災者をパスタに例えたのか

私がつわりで苦しんでいる間に、フランスでは様々なことが起こりました。 7月と8月は、革命記念日にニースで多数の死者を出したテロ、カトリック教会で神父が殺害されたテロ、ブルキニ騒動など、「イスラーム」関連の事件がニュース番組をほぼ独占していた…

みんなで水木しげるを読もう!

11月30日に亡くなった水木しげる氏の訃報をフランスメディアも一斉に報じました ↓ 水木氏は2007年にアングレーム国際漫画祭で『国際漫画賞』を受賞したこともあり、フランスにも相当数のファンがいます。 何を隠そう、私も子供の頃に『ゲゲゲの鬼太…

元凶にも希望にもなる宗教指導者 −イマームの言葉―

フランス全国で毎日100件以上の家宅捜索が続いています。 長閑(のどか)さだけが取り柄の我が県でも、日曜日から今日までに数件の家宅捜索があったようです。 対象者の中には、潜在的なテロリストと見られる人物などの他に、Imam(イマーム=モスクのイ…

フランス人同士で殺し合うということ

一昨日に続いて今日も、フランスがシリアを空爆しました。 事実上の報復攻撃です。 一方、パリ連続テロの実行犯7名のうち4名がフランス人であることが判明しました。(現在指名手配されている主犯格の男もフランス人(実行犯の一人の兄) 「イスラーム国」…

テロが脅かす文明

家族の体調が優れない日々が続いていて、このままブログをフェードアウトしようかと思っていた矢先・・・ パリで同時多発テロが発生。 まだ情報が錯綜していて(※)、総勢8人と言われている犯人の詳細もほとんどわからないままですが・・・ (この記事では…

押し寄せる難民

海からも陸からもMigrant(移民)とRéfugié(難民)がEU諸国に押し寄せるようになって数ヶ月。 ハンガリーの国境には鉄線が引かれ、フランスとイギリスを繋ぐユーロトンネル内ではMigrant移民が犠牲になる事故が相次ぐなど物々しい雰囲気が続いていましたが…

酪農家と大型スーパー間で結ばれた協定

2015/07/23 フランスの酪農家は怒っている のつづき ↓ 6月24日、フランスの農業大臣が開いた緊急会議において、酪農家と乳製品製造業者・小売業者間で新たな協定が結ばれました。 ここ数ヶ月一リットル30セント前後で低迷していた原価を今年の8月から…

フランスの酪農家は怒っている

昨日の夜、地元農家数百人が集うデモに遭遇しました。 デモと言っても、彼らが集まったのは歩道でも広場でもない、道路上。 通行量の多い公道に複数の巨大なトラクターをジグザグ状に停車して、行き交う車を完全に阻むことなく訴える作戦です。 (何百メート…

村上春樹の発言を報道しない日本のメディア

4月17日、村上春樹氏が共同通信のインタビューに応じ、以下のような発言をしました。 「歴史認識はとても重要だから、しっかりと謝罪することが大切だ」 「相手国が『すっきりしたわけじゃないけれど、それだけ謝ってくれたから、分かりました、もういい…