続・真(ま)フランスの日常

フランスの時事、フランス生活の実態、エコライフ、日本を想う日々・・・                                    (ココログで綴っていた「真(ま)フランスの日常」 http://mafrance.cocolog-nifty.com/ の後継ブログです) 反核・反戦!

フランスの学校

イギリスで、あわや第2のサミュエル・パティ!? ~なぜ教師たちは風刺画を見せるのか~

(サミュエル・パティ斬首事件とは?2020年10月16日、パリ郊外の中学校の近くで、Samuel Patyという地理歴史教師が、見ず知らずのイスラム過激主義者に斬首されるという、前代未聞の事件が起きた。原因は、Samuel Patyが、表現の自由をテーマにした…

フランス全国のリモート授業がサイバー攻撃される

復活祭明けの火曜日、フランスの幼稚園・小・中学校の教師が全国一斉にリモート授業を再開しました。 高校は一週間おきにリモート授業をする措置が取られていましたが、幼稚園・小・中学校では約一年ぶりのことです。ただし、うちの次男は年少さんで、「ちょ…

まるで“使い捨て”な布マスクが配布された

ここのところ、フランスの新型コロナの感染者数は、4万人越えの日々が続いていて、昨日やっと4万を切りました。一方、学校で等級1のマスクが義務化されてから1か月半以上が経ちましたが、その効果は全くと言っていいほど現れていません。要は、フランス…

フランスの大学に「イスラモ左翼」思想が潜んでいる?

2月中旬、フランスの高等教育・研究相、フレデリック・ヴィダルの発言が物議を醸しました。 (先週の日曜日2月21日、レキップ紙と共に入手した週刊紙「Le Journal du Dimanche」。高等教育相のインタビューを始め、1~6面で特集が組まれた。)問題の発…

「等級1」布マスクの感想&使い捨てマスクがもたらす環境破壊について

フランスの学校で「等級1」のマスクが義務化されてから一週間が経ちました。初日の長男&旦那さんの感想は・・・長男 「大丈夫だった。」旦那さん 「耳が痛くてきつかった。」長男 「あっそうそう!耳は僕も痛かった!」(・・・って、ほんと、どっちなのあ…

今この時期に教職員に配布された布マスク

冬休みに入る二日前、長男の学校からメールが届きました。内容は、「これからは、使い捨てマスク及び“等級1”の布マスク以外は禁止です。」というものでした。「別につけなくてもいいですよ~」と言っていた一年前とは打って変わって、マスクの義務化もつい…

「Samuel Paty中学校」と「Samuel Paty通り」

フランスの学校の名前は、幼稚園から高校まで、たいていの場合が人名です。「Victor Hugo中学校」という、誰でも知ってる歴史上の人物から、Wiki検索でもしないと聞いたことがない知る人ぞ知る人物まで、知名度は様々。そんな学校の名前を、「Samuel Paty(※…

リヨンの教育委員会、エルドアン大統領の支持者に罵られた教師を見離す

中学校教諭だったSamuel Patyが斬首されてからというもの、フランス市民はイスラム過激主義に対して今まで以上に一丸となっているのかと思いきや・・・リヨン5区にある中学校で、たった一人の保護者にイスラモフォビアの烙印を押された教師が、自主退職を申…

息子の願い事 2017

日本における初詣での「祈願」に相当するフランス語は、恐らく「Les voeux」。 例えば、フランスの大統領の「Voeux」は、12月31日に全国一斉にテレビ放送され、ゆく年の反省と来る年の祈願が語られることになっています。 各家庭でVoeuxを語り合うほどの…

フランスの“ランドセル”

つわりのせいで息子の送り迎えを再開できないまま、息子が小学校に入学して、最初のバカンスが始まってしまいました。 フランスに入学式はなく、初日から突然普通の授業が始まるだけなので、“晴れ姿”を逃したとは思わないものの、一緒に登校できずにいるのは…

折り紙教室始めました

フランスの中学校には、放課後の部活動はありません。(高校もしかり) 午後の最後の授業が終われば皆そそくさと帰宅するのが普通。 日本人からすれば、「全員帰宅部」という感じでしょうか。 部活動がない理由は、授業料が無料の公立校では経済的な余裕がな…

シュールなクリスマスの飾り

息子が幼稚園で作ったクリスマスの飾りがどれもこれも独特で面白い ↓ まずは、頭も体もトイレットペーパーの芯でできたトナカイ ↓ お次はジャムのビンを再利用した置物 ↓ 中には・・・ チョコレートのサンタ。 これはいわゆる『スノードーム』を真似た作品で…

フランスの中学校でついに“卒業式”が導入される

日本とフランスの学校システムの違いは、いちいち挙げたら限がないほど沢山あります。 その中でも違いが突出しているのが式典の有無。 日本では入学式に始まり、終業式、始業式、卒業式が幼稚園から大学卒業まであるのが当たり前ですが、フランスにはその類…

「子供の落書きこそ芸術だ」

・・・と言ったのはJean Dubuffet(ジャン・デュビュッフェ)というフランスの画家ですが、日々子供と接するのが仕事の人たちの中にも同じように思っている人がいるようで・・・ 息子の通う幼稚園がこんな素敵なものを作りました ↓ クラス全員が描いたBon ho…

ドイツ語の授業はエリート主義?! その2

(前回の記事「ドイツ語の授業はエリート主義?!」のつづき) できる限り大規模なデモに参加するべく、ブザンソンにまで足を運んだ旦那さんでしたが・・・ ガックリ肩を落として帰宅しました。 なぜなら、たったの300人弱しか参加していなかったから(涙…

ドイツ語の授業はエリート主義?!

ここのところ、旦那さんを酷く悩ませていることがあります。 それは、フランス与党の社会党が掲げる「中学校の学習指導要領改革案」。 今まで中学1年生から選択できたドイツ語を2年生からに遅らせ、更には週3時間の授業を2,5時間に短縮するというので…