「人の命と環境は経済よりも大切です」
地元住民の反対の声は届かず・・・被爆者たちの直談判も虚しく・・・鹿児島県の川内原発がついに再稼働してしまいました。
フランスではほとんどのメディアがこのニュースを取り上げ、ルモンド紙とニュースチャンネルのeuronewsは全く同じ見出しで批判的な報道をしています。
見出し「地元住民の反対を押し切って、日本が原発再稼働」
ルモンド紙 ↓
euronews ↓
http://fr.euronews.com/2015/08/11/le-japon-relance-le-nucleaire-malgre-l-hostilite-de-la-population/
以下、euronewsの日本語訳です ↓
福島の原発事故から4年、川内原発が事故後初めて再稼働された。
この原発は今週の金曜日から電気を供給する予定だ。
安倍晋三率いる政府は、ここ数年で大幅に上昇した電気料金を下げることを優先した。
原発前では、200人前後の反原発を唱える人々が、福島の教訓が全く生かされていないとして再稼働に反対の声を上げた。
参加者の一人は言う。「人の命と環境は経済よりも大切なので、原発をなんとかして止めたいです。」
別の参加者は「原子力規制委員会の新基準は地震や津波に関する安全基準をほんの少し上げただけで、実際はもっと多くの規準をクリアしなければなりません。」と話した。
川内原発の立地は、津波の際の非難計画が最適と言うには程遠く、この地方特有の豪雨が洪水をもたらすと指摘されている。