続・真(ま)フランスの日常

フランスの時事、フランス生活の実態、エコライフ、日本を想う日々・・・                                    (ココログで綴っていた「真(ま)フランスの日常」 http://mafrance.cocolog-nifty.com/ の後継ブログです) 反核・反戦!

サハラの砂がヨーロッパ縦断!?

6日土曜日の朝、8時に次男に起こされ、雨戸をあけてみると、なんだか空模様がいつもと違いました。

うちの県は、ブルターニュ地方に引けを取らないほど、年がら年中天気がぐずついているので、“快晴”ではないことが当たり前ですが、それにしても、違う・・・

何が違うって、空の色がとにかく怪しいのです。

SF映画に出てきそうな、良く言えば幻想的な、悪く言えば“地球の終わり”を彷彿とさせるような色。

でも、土曜日の朝は、とにかく済ませておくべきことがありすぎて、その空模様は写真にはおさめませんでした。(←ブロガー失格)

数時間が過ぎ、午後4時ごろ、外から帰ってきた長男が言いました。

「パパの自転車がサハラの砂まみれだ!」

息子さんまた御冗談を・・・と思って「何言ってるの?」と聞き返すと、

「本当に砂がいっぱいついてるんだよ。」と繰り返します。

そして、旦那さんが一言。

「今朝、空が黄味がかってたでしょ。あれ、サハラ砂漠の砂が風に運ばれてたからだよ。」

???

「よくあることなの?」という私の質問に、

「3年に一回くらいじゃない?」という旦那。

って、20年近くヨーロッパに住んでるのに、今までそんな現象は見たことも聞いたこともありません。(もしかしたら、人一倍乏しい記憶からこぼれ落ちただけかも・・・)

夜のニュースでは、フランスもドイツも、私が見たのと同じ空模様を映し出していました。

今回はモロッコ→スペイン→フランス南東部→ドイツ、という経緯をたどりましたが、2017年には、モロッコ→ポルトガル→ブルターニュに砂が抜けていったそうです。

風向きによっては、アフリカ大陸の砂が南米に届くこともあるらしい。

あぁやっぱり写真撮っとけばよかった~


リヨンの地方新聞の写真付き関連記事 ↓
https://www.leprogres.fr/environnement/2021/02/07/sable-du-sahara-les-poussieres-se-deplacent-ce-dimanche

 



負け惜しみの一枚 ↓

 

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日中にパラついた雨に砂が混じっていたようで、車も砂まみれに・・・