続・真(ま)フランスの日常

フランスの時事、フランス生活の実態、エコライフ、日本を想う日々・・・                                    (ココログで綴っていた「真(ま)フランスの日常」 http://mafrance.cocolog-nifty.com/ の後継ブログです) 反核・反戦!

“大坂なおみの母親は日本人の狭量っぷりに至極悩まされた” byレキップ紙

大坂なおみ選手、4度目の4大大会優勝!

・・・というわけで、昨日の朝、レキップ紙を2軒目で手に入れました。

一軒目になかったので、もしかしたら、こんな田舎町にも大坂選手のファンがいて、売り切れちゃったのかも!?

と思ったのもつかの間、2軒目にはまだ4部くらい残っていて、表紙はこう ↓ でした。

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昨晩開催された因縁の試合、パリ対モナコの主要選手たちが陣取っています。
大坂選手は左上に小さく・・・でも、フランス人ではないし、全仏でもないし、表紙に載っただけでも誇らしいこと。(あっでも男子だったらサッカー選手を差し置いて全面掲載されていた可能性は否めません。)

肝心な関連記事は、24&25面。

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大中小の記事があって、大きな記事の見出しは「証拠の女王(直訳)」(意訳すると「真価の女王」ってところでしょうか。)

そして記事の冒頭が「大坂なおみは、俳句と同様に儚い。」

・・・って意味不明!

うちの旦那さんも「わからない・・・」と言っていましたが、後に続く内容から、大坂選手のこれまでの歩みや今後の期待、彼女からにじみ出る強さなどをひっくるめて、独創的≒すべてを理解できないけど、強く美しい≒(記事の筆者にとっての)俳句・・・となった、とこじつけることができそうです 笑

注目すべきは、右上の中くらいの記事。

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「大坂選手と母国“ニッポン”の一筋縄ではいかない関係」について書かれているのですが、「大坂選手の政治的な発言は、主張したり、異議を唱えたり、デモをすることに不慣れな日本人にショックを与えた」とか、「母親は、黒人男性と一緒にいるというだけで、日本人の狭量っぷりに至極悩まされた」とか、「カップラーメンのPRアニメ()で大坂選手の肌が白く描かれたことがあり、彼女は相当怒っていた。」等々、日本社会の実態がバラされまくっています。

何でそんなこと知ってるの?と思われそうですが、実はコレ、スポーツ解説などで日本でお馴染みのフローラン・ダバディの解説を丸々掲載しただけの記事なんです!

ちなみに、この記事のタイトルは、「スター化は避けられない」。

せっかく勝っても、彼女の意思とは裏腹に別のことで物議を醸してしまう大坂選手ですが、このまま快進撃が続けば、日本社会は彼女を受け入れざるを得ません。

果たして、今後、大坂選手と日本社会の間にある溝は埋まっていくのでしょうか!?




 このアニメの絵、本当に全然大坂選手じゃなくて唖然としました。しかも、彼女の肌が白く描かれたことは、これが初めてではないそうです。ここまでくるともう、異常というか病的というか、なんというか・・・)