卒乳!!!
つわりのせいで随分と間が空いたのに、ブログの更新を何が何でも再開しようと思ったのは、「報告しなければこのブログのケジメが付かない!」と思わせる出来事があったからでもあります。
そのあることとは・・・
(って、タイトルがもうバラしてしまっていますが 汗)
息子が生まれてから6年と0日、ついに、ついに・・・
卒乳しました〜(拍手!)
いや、別に拍手してくれる人はほとんどいないのはわかっているのですが、私にとっては“感無量”という言葉がぴったりの出来事であり、これまでもらった沢山のコメントや今も衰えることのない長期授乳に関する記事のアクセス数(一件だけで月1000アクセス!)を思うと、報告せずにはいられません。
昨年、その記事(ココログ)のコメント欄に、「息子になんとなく“いつまで飲みたい?”と聞いてみたら“7歳”!」と即答されました。 」と書いたことがあるのですが、その宣言を一年も前倒しての卒乳となりました。
しかも、実際の卒乳も「宣言」というか、「目標」を掲げたのちに達成したのです。
「6歳になったらやめる。」と突然言い出したのが今年の5月ごろ、息子の誕生日の2か月前。
卒乳に関しては、自然卒乳という言葉どおり、とにかく息子の意思を尊重することを重視してきたので、「えっ!?去年7歳って言ってたよ。」とか「ホントにできるかなぁ」などと混乱させることは言わずに「あっそうなの?」と軽く受け流しました。
まだ5歳だったし、「宣言」したところで忘れちゃったり、いざその日を迎えたときに必ずしも有言実行するとは限らない、と思って私自身はあまりこだわらないことにしたのです。
ところがどっこい!
6歳を迎えようとしていた夜、息子自ら「今日からもう飲まないんだよね。」と言って、添い寝をしている私に背を向け、呆気なく眠りについてしまったのです!
・・・いや、もっと「やっぱり今日も飲む」とか「明日やめる」とか迷いを見せると想像していただけに、ちょっと寂しい気持ちになりました。
ただ、つわりが酷くなりつつあった頃だったので、「ありがたい」と思ったのも正直なところ。それが例え就寝前の一日一回だけだったとしても、つわりが酷くなってから授乳を続けられた自信はありません。
とにもかくにも、平和に卒乳を迎えられたのは何より。
「女性の社会進出」や「男女平等」を理由に、授乳に批判的なフランス人の中で続けることは、別の記事でも書いた通り、孤独との闘いでもありました。
それでも続けられたのは、息子を産んだオーストリアで授乳の良さを叩き込まれ、実際に続けていく中でその良さを知り、ブログで告白することで同じ境遇のママたちと励ましあうことができたという経緯があるからです。
そして、一般人はともかくとして、フランスの医療関係者(少なくとも私の知っている十数人)が授乳に肯定的だったことも大きく影響していると思います。
最後に長期授乳を告白した医者は、ほかならぬ産婦人科医でした。
偶然息子の誕生日に検診があって、その時に彼女のほうから「授乳してる?」と聞いてきたので、「昨日、終わりました!」と言うと・・・
「あら、そうだったの。妊娠したからやめたの?」と聞かれ
「いえいえ、息子自身が誕生日にやめると決めていて、それを実行したまでです。」と答えると・・・
「そういう終わり方が一番いいわね。」
という、感動的な反応が返ってきたのです!
彼女のほかに、家庭医が6歳まで授乳していたことを知っていますが、彼も「そろそろ止めたほうがいい」というようなことを口にしたことは一度もありません。
日本では医療関係者がミルクロビーと繋がっていて、授乳に否定的な場合があると聞いているだけに、フランスの医療関係者の肯定的な対応は、私の中で大きな自信になっていったと今更ながら思います。
そして、次の子をフランスで産むことになっている今、授乳を続けることの不安は全くと言っていいほどありません。
ただ、「赤ちゃんが飲んでいるのを見て、卒乳したはずの上の子がまた飲みたがる」という話は稀ではなかったりします。
もしかしてもしかすると、6歳児と0歳児のタンデムが実現してしまうかも!?
・・・と、あらゆる可能性を想定しつつ、まだまだ続くであろう授乳ライフを、これからも不定期で報告していきたいと思います!