続・真(ま)フランスの日常

フランスの時事、フランス生活の実態、エコライフ、日本を想う日々・・・                                    (ココログで綴っていた「真(ま)フランスの日常」 http://mafrance.cocolog-nifty.com/ の後継ブログです) 反核・反戦!

戻ってきたベンゼマ

1年延期になっていた、サッカーのユーロ(欧州選手権)を控えるフランスで、代表選手が発表されました。その発表が、5月18日、夜のニュースで、生放送で、大々的に注目を集めたのには、わけがあります。なんと、“あの”、カリム・ベンゼマが、代表に返り…

フランスで『ぬか漬け』

我が家では、かれこれ4年ほど、ぬか漬けを漬け続けています。きっかけは、日本で一番安全な食材が手に入るであろう、「生活クラブ」という計画購入の宅配サービスで両親が入手した『ぬか床』↓ shop.seikatsuclub.coop これを持ってきてもらったのか送っても…

次男も4歳と2か月

先月、次男が4歳と2か月を迎えました。 なぜ、切りのいい「4歳」ではなく、「4歳と2か月」かというと、この年齢と月齢がユニセフが公表する卒乳の平均年齢だと言われていて(※)、次男も長男同様、母乳を飲み続けて4年と2カ月が過ぎたからです。(※卒…

「宗教は大麻より危険!」 by アリミ裁判・デモ参加者

(また後手後手ですが、以下の内容は、ちょうど次男を出産して間もなくして起きた事件の司法の判断に関する話で、私自身知らないことが沢山あり、忘備録のつもりで書きました。) 4年前の2017年4月4日早朝4時、パリ11区でサラ・アリミSarah Halimi…

「福島の死者はゼロ、チェルノブイリの死者もゼロ」 by フランスの元政治家

昨日4月26日は、チェルノブイリ原発事故から35年の節目の日でした。福島原発事故とちょうど25年の差があるので、二つの事故は今後もずっと同じ年に節目を迎えます。そんな年に、注目されたかったのか、ただ単に愚かなだけなのか、Arnaud Montebourgと…

イギリスで、あわや第2のサミュエル・パティ!? ~なぜ教師たちは風刺画を見せるのか~

(サミュエル・パティ斬首事件とは?2020年10月16日、パリ郊外の中学校の近くで、Samuel Patyという地理歴史教師が、見ず知らずのイスラム過激主義者に斬首されるという、前代未聞の事件が起きた。原因は、Samuel Patyが、表現の自由をテーマにした…

福島の海に放出される汚染水に含まれるトリチウムの全量は、フランス北西部の再処理工場で放出している約1~2か月分

日本政府と東電が、福島第一原発で2022年に保管しきれなくなる「汚染水」(←日本のメディアは怖気づいて「処理水」と言っている)を海洋放出する方針を決めたことについて、フランスでも、各種メディアが一斉に報道しました。同じ原発大国、いや、原子炉…

フランスの果樹園やブドウ農家が今年は大凶作

今年2月下旬のわが町の気温 ↓ (月が記されていませんが、28日までなので2月です。) 温暖化で、暖冬に驚かなくなって久しいとはいえ、2月に20度近くまで気温が上がったときは、不気味さを感じました(あんまり気味が悪いので“魚拓”に)。そんな小春…

フランス全国のリモート授業がサイバー攻撃される

復活祭明けの火曜日、フランスの幼稚園・小・中学校の教師が全国一斉にリモート授業を再開しました。 高校は一週間おきにリモート授業をする措置が取られていましたが、幼稚園・小・中学校では約一年ぶりのことです。ただし、うちの次男は年少さんで、「ちょ…

フランス人にならって、いつも以上に復活祭を祝ってみた

先週の金曜日、ロックダウンに備えるため、家から10kmは軽く超えるオーガニックの畜産農家へ、肉類を買い出しに行ってきました。もうかれこれ何年も、1~2か月に一回のペースで通っているので、毎回買うべきものはだいたい決まっています。ところが、…

ロックダウンをものともしないフランス人たち

10日ほど前、フランスでは、新型コロナに対する措置で18時以降は夜間外出禁止だったのが、19時に繰り下げられました。 ここ数か月、感染者数が毎日数万人規模で横ばいなのに、なぜ“緩和”されたかというと、数日前に夏時間になり日没がどんどん遅くなる…

まるで“使い捨て”な布マスクが配布された

ここのところ、フランスの新型コロナの感染者数は、4万人越えの日々が続いていて、昨日やっと4万を切りました。一方、学校で等級1のマスクが義務化されてから1か月半以上が経ちましたが、その効果は全くと言っていいほど現れていません。要は、フランス…

福島だけでなく、宮城、栃木も含めて、200万人は避難すべきだった(実際は推定20万人)byみんなのデータサイト

日仏7人の専門家が報告する10年目のFUKUSHIMA(フランス生まれの原発ロビー) - 続・真(ま)フランスの日常 「皆さんは、避難したくてもできない人の声を聞いたことはありますか?」 - 続・真(ま)フランスの日常今回は、CRIIRADが3月6日に開催したウ…

ヨーロッパを縦横断したサハラの砂にセシウム137が含まれていた件

1か月半前に「サハラの砂がヨーロッパ縦断!?」という記事を書いたのですが、内容が浅はかだったので、今更ですが捕捉します。というのも、まず第一に、サハラ砂漠の砂といえども、いわゆる「黄砂」と同じで移動中に有害物質と結びついて大気を汚染するよ…

「皆さんは、避難したくてもできない人の声を聞いたことはありますか?」

遅々として進まないCRIIRADのウェビナー報告記事ですが、先週、CRIIRADが、原発事故自主避難者である森松明希子さんの発表部分(日本語)を別枠で投稿してくれたので、順番が前後しますが、先に記事にします。 私が森松さんの存在を知ったのは、グリーンピー…

メ―ガン妃とエリザベス女王が描かれた風刺画

メ―ガン妃がエリザベス女王に踏みつけられているように描かれた、シャルリー・エブドの風刺画が、一週間前からイギリスで物議を醸しているようです。 片やフランスでは、「イギリスで物議を醸している」と報道されるに留まっており、風刺画そのものを批判す…

日仏7人の専門家が報告する10年目のFUKUSHIMA(フランス生まれの原発ロビー)

—日仏7人の専門家が報告する10年目のFUKUSHIMA (1Fの現状&甲状腺がん発症数等の経過報告)のつづき— youtu.be 3人目のパネリストは、コリン・小林氏。2015年に拙記事で紹介したラジオ番組にも登場した、フランスにおける原発に関する情報提供の場…

【あれから10年】本当に福島でオリンピックを開催していいのか?

東日本大震災が発生して10年が経ちました。(昨日のうちに更新できませんでした。あしからず)10年前、私はオーストリアにいて、長男はまだ8か月、慣れない子育てに右往左往する日々を送る中、ネットで震災の発生を知りました。オーストリアでも津波の…

日仏7人の専門家が報告する10年目のFUKUSHIMA (1Fの現状&甲状腺がん発症数等の経過報告)

2021年3月6日、フランスの放射線独立調査団体CRIIRADが、日仏の7人の専門家や当事者代表を集めて、10年目のFUKUSHIMAの現状を報告しました。(第一部 ↓) www.youtube.com https://www.youtube.com/watch?v=hcjDLHYN_zM&list=PL3IbOGKW-BxbUElfCoC3…

フランスで無意味な評価を受ける野菜や果物

今週のAMAPの野菜 ↓ + Mâchesという野菜(だいぶ食べてしまってから写真を撮ったので、これはすでに元あった量の5分の1。) ↓ 季節が季節なので、根菜類がたくさん。そしてどれも、不揃いです。ニンジンは大根に匹敵するほど太かったり短かったり、Panais…

フランスの大学に「イスラモ左翼」思想が潜んでいる?

2月中旬、フランスの高等教育・研究相、フレデリック・ヴィダルの発言が物議を醸しました。 (先週の日曜日2月21日、レキップ紙と共に入手した週刊紙「Le Journal du Dimanche」。高等教育相のインタビューを始め、1~6面で特集が組まれた。)問題の発…

「等級1」布マスクの感想&使い捨てマスクがもたらす環境破壊について

フランスの学校で「等級1」のマスクが義務化されてから一週間が経ちました。初日の長男&旦那さんの感想は・・・長男 「大丈夫だった。」旦那さん 「耳が痛くてきつかった。」長男 「あっそうそう!耳は僕も痛かった!」(・・・って、ほんと、どっちなのあ…

“日本社会の実態暴露合戦”に、シャルリー・エブドも参戦!

森喜朗が辞任してからというもの、フランスのメディア上では、日本の実態を暴露する記事が散見されるようになりました。数件前の拙記事で紹介したフランスの公共放送の記事やレキップ紙に続いて、右派系のフィガロ紙が発行する週刊誌マダム・フィガロが、「…

“大坂なおみの母親は日本人の狭量っぷりに至極悩まされた” byレキップ紙

大坂なおみ選手、4度目の4大大会優勝!・・・というわけで、昨日の朝、レキップ紙を2軒目で手に入れました。一軒目になかったので、もしかしたら、こんな田舎町にも大坂選手のファンがいて、売り切れちゃったのかも!?と思ったのもつかの間、2軒目には…

未だにこの時期になると聞かれること

数日前、うちの町の某公共機関に出向く用事があり、受付のおばちゃんと話をしていて、こんなことを聞かれました。「そういえば、新年のお祝い中でしょ?」ここでいう新年とは、日本語の「春節(旧正月)」のこと。今年は2月12日がそれにあたり、フランス…

今この時期に教職員に配布された布マスク

冬休みに入る二日前、長男の学校からメールが届きました。内容は、「これからは、使い捨てマスク及び“等級1”の布マスク以外は禁止です。」というものでした。「別につけなくてもいいですよ~」と言っていた一年前とは打って変わって、マスクの義務化もつい…

【森喜朗発言】日本社会が時代錯誤な性質から抜け出せない実態が再び明るみに出た byフランスの公共放送

やっと辞意を表明した森喜朗ですが、フランスを始めとする欧米の先進国なら、それが誰であろうと“即死”でした。 つまり、一週間以上堂々と“生き続けた”ということは、やはり日本にそれなりの土壌があるからだと思います。 下のリンク先の記事(フランス公共…

「Samuel Paty中学校」と「Samuel Paty通り」

フランスの学校の名前は、幼稚園から高校まで、たいていの場合が人名です。「Victor Hugo中学校」という、誰でも知ってる歴史上の人物から、Wiki検索でもしないと聞いたことがない知る人ぞ知る人物まで、知名度は様々。そんな学校の名前を、「Samuel Paty(※…

サハラの砂がヨーロッパ縦断!?

6日土曜日の朝、8時に次男に起こされ、雨戸をあけてみると、なんだか空模様がいつもと違いました。うちの県は、ブルターニュ地方に引けを取らないほど、年がら年中天気がぐずついているので、“快晴”ではないことが当たり前ですが、それにしても、違う・・・…

リヨンの教育委員会、エルドアン大統領の支持者に罵られた教師を見離す

中学校教諭だったSamuel Patyが斬首されてからというもの、フランス市民はイスラム過激主義に対して今まで以上に一丸となっているのかと思いきや・・・リヨン5区にある中学校で、たった一人の保護者にイスラモフォビアの烙印を押された教師が、自主退職を申…