続・真(ま)フランスの日常

フランスの時事、フランス生活の実態、エコライフ、日本を想う日々・・・                                    (ココログで綴っていた「真(ま)フランスの日常」 http://mafrance.cocolog-nifty.com/ の後継ブログです) 反核・反戦!

2015-01-01から1年間の記事一覧

一羽50ユーロもするオーガニックのチキン

クリスマス休暇に入ったあと、義母がやってきて、家族4人で慎ましいクリスマス・・・ と、いつも通りにする予定でしたが、今年はあるものに大枚を叩くことになりました。 それは・・・ オーガニックの「Chapon(シャポン)」 値段も見ずに買い物カゴに入れ…

シュールなクリスマスの飾り

息子が幼稚園で作ったクリスマスの飾りがどれもこれも独特で面白い ↓ まずは、頭も体もトイレットペーパーの芯でできたトナカイ ↓ お次はジャムのビンを再利用した置物 ↓ 中には・・・ チョコレートのサンタ。 これはいわゆる『スノードーム』を真似た作品で…

ロシアの原発で事故発生!にも関わらずフランスで報道しているのは一社だけ・・・

12月23日午前9時(日本時間)現在、日本ではこのニュースサイトだけ ↓ http://www.businessnewsline.com/news/201512220237590000.html そしてフランスではMédiapartというネット新聞だけが報道していますが・・・ https://blogs.mediapart.fr/le-nouve…

見たことのない果物 その2

今夏に生まれて初めて食べた西洋スグリに続いて、AMAPの配達先にまた「見たことのない果物」が登場しました ↓ フランス語ではNèfle(ネッフル)と呼ばれ、日本名は「西洋かりん」。 大きさは一つがピンポン玉大。 見た目に反して表皮は薄く、生産者のお…

仏極右の亡命者削減策は日本がお手本!

波乱に満ちた2015年地方選挙が終わりました。 選挙は(私の予測が大きく外れ!)胸をなでおろす結果となったのですが、獲得票率を見ると国民戦線は明らかな躍進を遂げていて、2017年の大統領選挙の決選投票に進むのはほぼ確実。(左から、左派、右派…

信じられない速さで届いたオーガニックのもみの木

きっかけは、一年前に買ったエコライフ専門雑誌でした。 フランスでは、本物のもみの木でクリスマスを迎える家庭が多いですが、その雑誌によると、naturel(自然)を謳うそのもみの木の99%に農薬が使用されているのだそうです。 農薬のほかにも、シーズン…

田舎者ほど極右に投票する

一昨日の地方新聞の一面はこうでした ↓ 「Le vote FN s'ancre à la campagne(極右票、田舎に定着)」 前回の記事中で「(先日の地方選挙において)極右の得票率の全国平均は28,7%で胸をなでおろした」と書きましたが、うちの県の3つの村では、なんと…

投票所見学と極右圧勝と夫婦口論

選挙日和の昨日・・・ 例によって、旦那さんの投票に付き添ってきました。 投票所に入るなり目に飛びこんできたのは・・・ 巨大な投票用紙! 大統領選挙も県議会選挙も片手の手の平に収まる程度の小さな紙切れだったのに、今回の地方選挙は一枚の投票用紙が…

みんなで水木しげるを読もう!

11月30日に亡くなった水木しげる氏の訃報をフランスメディアも一斉に報じました ↓ 水木氏は2007年にアングレーム国際漫画祭で『国際漫画賞』を受賞したこともあり、フランスにも相当数のファンがいます。 何を隠そう、私も子供の頃に『ゲゲゲの鬼太…

地球は平ら、豚は空を飛ぶ、そして・・・

今秋、Alternatiba(アルテルナティバ)という“環境問題を提起する啓発運動”がフランス各地で行われました。 2010年から続いているこのAlternatibaは、欧州各国の80の都市が参加する一大イベント。 特に今年は、昨日パリ近郊のLe bourgetで開幕した『C…

中東やアフガニスタンに広まるフランスに関する“噂”

シャルリー・エブドがインタビューした、『暴力的過激主義』の専門家・Nama Vanierの話が興味深い ↓ (インタビュー抜粋&日本語訳 ↓ ) 2015年11月18日 1217号 《シャルリー・エブド: あなたは中東やアフガニスタンでフランスに対する憎悪の念…

あなたは子供にテロの話をしますか?

我が家の5歳児は、テロがあったことを知りません。 金曜日(テロ当日)の夜のうちに旦那さんと話し合って、息子には話さないことにしました。 知らせないまま土曜日の夜に窓際でロウソクを灯し、月曜日の正午に役場で黙とうした後ラ・マルセイエーズを斉唱…

元凶にも希望にもなる宗教指導者 −イマームの言葉―

フランス全国で毎日100件以上の家宅捜索が続いています。 長閑(のどか)さだけが取り柄の我が県でも、日曜日から今日までに数件の家宅捜索があったようです。 対象者の中には、潜在的なテロリストと見られる人物などの他に、Imam(イマーム=モスクのイ…

イギリスが『ラ・マルセイエーズ』を歌った日 ※追記あり

昨日のレキップ紙の一面はこうでした ↓ 見出しは「ALLONS ENFANTS」 フランスの国歌『ラ・マルセイエーズ』の冒頭の2語です。 何故この見出しかというと、昨日、イギリスのウェンブリー・スタジアムで行われたイングランド対フランスの親善試合前に、イング…

フランス人同士で殺し合うということ

一昨日に続いて今日も、フランスがシリアを空爆しました。 事実上の報復攻撃です。 一方、パリ連続テロの実行犯7名のうち4名がフランス人であることが判明しました。(現在指名手配されている主犯格の男もフランス人(実行犯の一人の兄) 「イスラーム国」…

テロが脅かす文明

家族の体調が優れない日々が続いていて、このままブログをフェードアウトしようかと思っていた矢先・・・ パリで同時多発テロが発生。 まだ情報が錯綜していて(※)、総勢8人と言われている犯人の詳細もほとんどわからないままですが・・・ (この記事では…

フランスの時事雑誌に「日本は戦争まっしぐら」という記事が掲載される

Courrier international クーリエ・アンテルナショナル今週号(10月15日号)の表紙 ↓ http://www.courrierinternational.com/magazine/2015/1302-magazine 右上を拡大 ↓ 表紙の占有率は低くても、いつもそのセンスに脱帽させられる281_Anti nukeの旭日旗…

TINTINの新刊:『FUKUSHIMAの警報』

今年のノーベル文学賞を受賞したベラルーシ人作家・アレクシエビッチ氏が、福島の現状に言及している・・・ という朝日新聞の記事を読んで、更なる詳細を得ようと日仏両言語で探していたところ・・・ こんな記事を見つけました ↓ http://information.tv5mond…

フランスの中学校でついに“卒業式”が導入される

日本とフランスの学校システムの違いは、いちいち挙げたら限がないほど沢山あります。 その中でも違いが突出しているのが式典の有無。 日本では入学式に始まり、終業式、始業式、卒業式が幼稚園から大学卒業まであるのが当たり前ですが、フランスにはその類…

息子の悩み @幼稚園

新年度が始まって早一ヶ月。 5歳の息子は年長組に進級し、楽しく学校に通っています。 ・・・と言いたいところですが、ここ最近、朝になると腹痛を訴えるようになりました。 原因は、保母さんも認める『ストレス』。 そのストレスの原因は、ある女の子(6…

今週号で引退するLUZが捧げる 『風刺画の読み方講座』

マクドナルドにこだわりすぎた私よりも、作者本人のRISSよりも、この人の解説が一番わかりやすいかもしれない・・・ というわけで、今週号で引退するLUZリューズが2面全面を使って“開催”した「風刺画の読み方講座」も紹介することにします。 なんのことだか…

オーガニックの「ゆかり」

先週のAMAPの野菜の中に、こんなものが入っていました ↓ 写真では真っ黒でよくわかりませんが・・・『赤じそのブーケ』です。 今年の夏に赤じそを手にするのはこれが3度目ですが、こうして花付きで配られるのは初めて。 一枚一枚摘む時間がなかったからか、…

死刑宣告に参加する権利

シリア難民の幼児の遺体写真を元に描いた風刺画が物議を醸したことに関して、シャルリー・エブドの複数のメンバーが今週号で言及しています。 LUZはツイッターの反応を取り上げながら「風刺画の読み方講座」風に解説 ↓ (日本語訳の一部はコチラから) また…

ラグビー日本代表の勝利に貢献したフランス人

現在イギリスで行われているラグビーワールドカップで、今回の日本の快挙(対南アフリカ戦勝利)を4月から予測している人がいました。 彼の名はMarc Dal Maso。 ラグビー日本代表のフォワード専属コーチです。 彼が代表監督・Eddie Jonesに出会ったのは20…

【安保法制】成立したけどまだまだ反対

安保法案成立に関する記事が、週末版ルモンド紙の3面に大きく掲載されました。 9月17日以降、世界中を駆け巡ることとなったのは日本の荒れる国会の様子ですが、この記事についたのは国会ではなくデモの写真。 記事中には「平和を愛する日本人の3分の2…

シャルリー・エブドは難民を馬鹿にしているのではない

シャルリー・エブドの風刺画に関してまた偏向報道がなされているようです。 問題とされている風刺画は2点。どちらも世界中に衝撃を与えた、シリア人幼児の溺死体の写真を元に書かれた絵です。ただし、どの日本語メディアも先週号には関連した風刺画は2点し…

除染廃棄物も川に流された ※追記あり

ここ数日の東日本の大雨の被害は、フランスのメディアでも大きく報道されました。 特に家々が流される様子は4年半前の津波を思い起こさせ、今回もまた未然に防げなかったことが悔やまれます。 福島第一原発では一日に2度も大量の汚染水が海に流出。アンダ…

OVNIに寄稿する

8月中旬、パリの日本語新聞『OVNI』から協力要請がありました。 『OVNI』と言えば、在パリ日本人で知らない人はいない名高いフリーペーパー。 ネット版の読者も多く、何を隠そう、私も渡仏して数年間は随分お世話になりました。 シャルリー・エブドに対する…

押し寄せる難民

海からも陸からもMigrant(移民)とRéfugié(難民)がEU諸国に押し寄せるようになって数ヶ月。 ハンガリーの国境には鉄線が引かれ、フランスとイギリスを繋ぐユーロトンネル内ではMigrant移民が犠牲になる事故が相次ぐなど物々しい雰囲気が続いていましたが…

新年度の糧 その2

2015/09/03 新年度の糧 のつづき 夢のようなマインツ試合観戦の翌日、ホテルをチェックアウトして向かったのは・・・ ドイツのニューヨーク(と私が勝手に呼んでいる)・・・フランクフルト! なんと、マインツから車でたったの30分のところにあります。 …