新年度の糧 その2
のつづき
夢のようなマインツ試合観戦の翌日、ホテルをチェックアウトして向かったのは・・・
ドイツのニューヨーク(と私が勝手に呼んでいる)・・・
フランクフルト!
なんと、マインツから車でたったの30分のところにあります。
日本からの直行便も多く、日本人には言わずと知れた大都市ですが、国民的スポーツのサッカーももちろん盛ん。
ブンデスリーガ:一部リーグで戦い続けるEintracht Frankfurt(アイントラハト・フランクフルト)はもちろん、2部リーグやそれ以下のリーグにも多くのチームが存在しています。
より取り見取りのチームから私たちが選んだのは・・・
ドイツ女子リーグ、そして女子チャンピオンズリーグの王者である、FFC Frankfurt!
試合開始が日曜日の11時という、しっかり最後まで観戦しても余裕でフランスに戻れる時間帯が有難い!
そして試合時間以上に私たちの背中を押したのが・・・
今季からフランクフルトに移籍した、我らが大儀見選手!
女子ワールドカップでの好プレーが記憶に新しい、なでしこのエースストライカーです!
試合開始から十数分遅れて到着した競技場はこの規模 ↓
男子とは比べ物にならない客席数ですが、それでもしっかり埋まっちゃうところが、さすがドイツ。
フランクフルトのシンボルカラーは黒。さっそく黒いユニフォームの中から大儀見選手を探すも・・・
・・・・いない?!
なんで?!
と思いながら旦那さんに聞いてみたら、その日は相手チーム(Essen)が黒で、フランクフルトは白でした(苦笑) (何でホームなのに相手に黒を譲るんだ?)
大儀見選手はもちろん先発。(しかも前日の武藤選手と同じ9番!)
残暑厳しい、太陽が照りつける中で人一倍走っていたのが彼女でした。
前半は0−0で折り返し。
ハーフタイム中に競技場を観察・・・・
売店が屋台のような可動式で、売っているものの値段が男子の競技場に比べて良心的!(マインツの競技場の飲み物の値段は一律3,9ユーロ/500ml!だったのに対してフランクフルト女子の競技場では2〜2、5ユーロ。)
試合そっちのけでお絵かき(落書き)に夢中だった、ドイツの代表ユニフォームを着た女の子
女子のアウェーの試合にユニフォームを着てやってきた相手チームの熱心な男性ファン2名(背中には複数のサインが!)
色んなことに感心しているうちに後半戦開始。
攻めまくるフランクフルトのコーナーキックは、いつも大儀見選手でした。
そうして向かえた76分、フランクフルトがゴール!
誰がゴールしたかわからなかったけど、大儀見選手はアシスト!
・・・・と思っていたら、アナウンスがゴールした選手の名前を“O O GI MI〜”と言っているではありませんか!
私の位置からは大儀見選手はアシストしたように見えただけにびっくり。
でも、このゴールは移籍後初&今季初!
どっかで聞いたことあるこの初尽くし・・・って前日のマインツの試合のデジャヴ!
ドイツのクラブに移籍した背番号9の日本人選手の初ゴールを、二日続けて見れるとは・・・
その後も果敢に攻め続けたフランクフルトが2点目を追加して勝利。
同僚と勝利を称え合う大儀見選手。マインツの武藤選手のような盛大な祝福はなかったけれど、とっても幸せそうでした。
今回の日本人のゴールラッシュに味を占めた我が家。(息子(5歳)もサッカーのルールを理解して楽しめるようになった!)
次回は金・土・日の3日間で3試合連続観戦を試みようと今から気合を入れて計画中です!