テロが脅かす文明
家族の体調が優れない日々が続いていて、このままブログをフェードアウトしようかと思っていた矢先・・・
パリで同時多発テロが発生。
まだ情報が錯綜していて(※)、総勢8人と言われている犯人の詳細もほとんどわからないままですが・・・
(この記事では、狙われた飲食店(アジア料理店?)のことを「日本食レストラン」と言っている・・・)
それにしても気になるのはテロのメッセージ性。
サッカーの競技場、レストラン(バー)、コンサート会場、という無差別に襲ったように見える発生場所を「スポーツ」、「食文化」、「音楽」と言い換えれば、すべてイスラム国が否定しているものなのです。
1月7日のテロで狙ったのは「表現の自由」と宿敵「ユダヤ人」、今回は文明そのものを標的にしたように見える・・・というのは考えすぎでしょうか。
我が家も生放送で観戦していて爆発音が聞こえたサッカーの試合は、ほかならぬフランス対ドイツでした。膨大な数の難民を受け入れているドイツを敢えて巻き込み、“宣伝効果”を倍増させようという意図があったことは想像に難くありません。
フランスは昨日、国境封鎖を決め、デモなどの集会の禁止を余儀なくされました。
これ以上の犠牲者を出さないための措置だと言えばそれまでですが、イスラム国に間接的に強要されたようで憤りを覚えずにはいられません。
何世紀もかけて築き上げてきた文明そして自由を、(それが微々たる部分であれ)野蛮なテロに奪われるなんてまっぴらごめんです!