息子の悩み @幼稚園
新年度が始まって早一ヶ月。
5歳の息子は年長組に進級し、楽しく学校に通っています。
・・・と言いたいところですが、ここ最近、朝になると腹痛を訴えるようになりました。
原因は、保母さんも認める『ストレス』。
そのストレスの原因は、ある女の子(6歳)。
今年度から同じクラスになったその女の子は、息子を見るなり猛突進して抱きつき、休み時間になると一緒に遊ぶのではなく後ろにピッタリくっ付いて離れないのだそうです。
あんまりくっ付いているので他の子と遊ぼうにも遊べず、女の子を誘ってもくっついたまま遊ぼうとしないのだとか。
授業中は事情を知っている保母さんが二人を離して座らせるので問題ありませんが、それ以外の時間帯がとにかく辛いらしいのです。
いじめなどが原因で学校に行きたくない小中学生も、一番辛いのは休み時間や放課後だったりしますが、うちの息子はまだ5歳。
幼稚園でそんな悩みを抱えなければならないのはちょっと異常です。
保母さんとはもちろん、女の子のママとも話し合って、どちらかがクラスを替わるとか女の子を転校させる案まで出てきましたが、実現しないまま数週間が経ちました。
女の子にも直接「○○は嫌がっているから止めてね」と言ったものの、その場で頷いても数時間後には忘れて(?)しまって元の木阿弥(もくあみ)。
実はその女の子、構音障害(正しく発音できない症状)などが原因で年長組をダブりました。というか、正確には女の子のママが自己判断でダブらせることにしたらしいのです。今回の件と関連付けると・・・うまく発音できない→会話が成り立たない→手っ取り早いスキンシップ→たまたま息子が標的に・・・となったと考えればわからなくもありません。
嫌われるよりは好かれるほうがいいに決まっているけれど何事にも限度はあるわけで・・・
それが数週間続いた結果が腹痛を招いてしまったらしい。
息子に残されたその場しのぎの解決策といえば、欠席・・・というわけで先週は2回も幼稚園を休んでしまいました。
ところが!
月曜日、幼稚園に着くと女の子のママがすれ違いざまに息子に尋ねました。
「金曜日は風邪でもひいたの?」
返答に困っていると・・・
「えっ?もしかしてまたうちの娘のせい?」
またまた返答に困る私たち親子を見ながら、女の子のママは形相を変えて続けます。
「あの話はもう終わったはずよ!」
(えっ?)
「娘はもうちょっかい出さないって約束したし、金曜日は娘のせいじゃないわよ。ただ単に家にいたかっただけじゃないかしら!」
と畳み掛けるママ。
ここでやっと口を開いた私は「・・・確かに今朝は腹痛を訴えなかったけど・・・」と言ったものの、何故すでに終わった(解決した)ことになっているのかわからず、その場はお茶を濁して他の証言も聞くために保母さんの元へ。
教室に着くと、ちょうどその女の子がドアの傍に立っていました。
いつも通り息子に抱きつくかと思いきや・・・指をくわえて息子を見ているだけ!?
保母さんの証言を聞くまでもなく、いつもとは違う展開を目の当たりにした私の中に、今度は息子に対する疑念が生まれました。
「休んだ2回のうち、もしかして2回目は仮病だったの?」
――――数時間が経過――――
お昼に息子を迎えに行って「今日はどうだった?」と聞いてみると・・・
「今日は○○(←女の子の名前)に邪魔されなかった!」と満足げな息子。
・・・ということは、やっぱり金曜日は仮病だったのか?!
最初に休んだ日に味を占めて、もう一回試しに「おなか痛い」って言ってみたら幼稚園休めたぜ、ラッキーとか思っちゃったの??
あんまり長く続いたから、まだまだ続いていると思い込んでいたけど、先週の間に女の子に変化があった可能性は大。
ここにきてミイラがミイラ取りになったような・・・
女の子のママとの関係もギクシャクしてきたし・・・
昨日は女の子の方が欠席したみたいだし・・・
息子が再び元気に幼稚園に通ってくれるようになったのは嬉しいけど、一件落着とは言えない、しこりを残す結果となってしまいました。
どうしよう・・・