最近よく言われる冗談
つい数ヶ月前まで、息子の通園には自転車を使っていました。
いわゆるママチャリにチャイルドシートを固定したもので、健康にもいいし、環境にもいいし、時間も(徒歩に比べて)短縮できて、申し分のない通園方法でした。
ところが、息子の体重が17キロを超えたあたりから、息子をシートに乗せる動作が苦痛になってきました。
シートには“22kgまで”と書いてあって、実際に息子を乗せてしまった後は問題なく漕げるのに、息子を「持ち上げて乗せる」のが辛い、そして腰に来る。
無理をして腰を痛めて、歩くこともままならなくなったら大変(←抱っこのしすぎで実際に歩けなくなったことがある!)
とうとう自転車通園の止め時がきたのかもしれない・・・
と、それに変わる通園方法を考えた結果が、コレでした ↓
数年前に入手した、microというスイスのメーカーのキックスクーター、3〜6歳用。
一般的なキックスクーターに比べて価格は3倍しましたが、その分頑丈で、タイヤが3つ付いているので安定していて漕ぎやすそう。
決め手は、息子がこれを漕ぐときのスピードと私の早歩きのそれがほぼ同じだったこと。
幼稚園までは大人の足で10分かかるので、息子が歩くのに合わせていてはいつ到着するかわかりません。
そんなこんなでキックスクーター通園を始めること数ヶ月。
最初はのろのろと私についてきていた息子も、今ではキックスクーターを漕ぐ姿が板についてきて、スピードもアップ。
最近は私が走っても追いつかず、姿が見えなくなることも!
そんな私たちを見て、すれ違うパパやママは声をかけずにはいられないようで・・・
「ママ遅いねぇ」と私に聞こえるように大声で言ってみたり
「あれ?一人で来たの?」と言って息子を困らせる人がいる中
一番よく言われるのが・・・
「ママにもキックスクーター買ってあげないと!」
という冗談。
・・・面白すぎる!
さすがは、小さい頃から冗談に触れながら(時には泣かされながら 笑)育つフランス人たち。
しかも、同じような冗談を言った保護者が一人や二人じゃないところがまたすごい。
普段からフランス人の冗談は当たり前のように聞いていますが、かぶった冗談の数がこれほど多かった(少なくとも5人!)のは今回が初めてかもしれません。
・・・という感じで、改めてフランス人の面白さに感心していたのがクリスマス休暇前のこと。
年が明けて、キックスクーター通園も再開したある日、今度は私1人でキックスクーターを抱えて幼稚園に向かっているところに声をかけてきたパパがいました。
「マウンテンバイクで来たらよかったのに」
???
一瞬意味がわからず立ち止まってから・・・爆笑。
その時私が歩いていたのは芝生の上。
数日前から雨が続いていたせいで土がぬかるみ、できるだけ芝を選んで歩いても泥が靴にまとわりついてきます。
それを気にしながら歩いている私を後ろで見ていたのが、そのパパ。
冗談の真意は・・・
「キックスクーターじゃなくてマウンテンバイクで迎えに来てたら泥まみれにならなくて済んだのにね」
ということでした(笑)