続・真(ま)フランスの日常

フランスの時事、フランス生活の実態、エコライフ、日本を想う日々・・・                                    (ココログで綴っていた「真(ま)フランスの日常」 http://mafrance.cocolog-nifty.com/ の後継ブログです) 反核・反戦!

今年の仮装

今年もカーニバルの季節がやってきました。

 

 

息子が着ることにしたのは・・・

 

 

これ ↓

 

 

 

 

 今年の仮装

 

 

 

 

日本では知る人ぞ知る、フランス生まれの『Lapin crétin』(ラパン・クレタン=馬鹿うさぎ(直訳)。

 

名前や容貌からは想像し難いですが、フランスの子供たちの間ではかなりの人気者です。

 

元々はテレビゲームのキャラクターとして2006年に登場したのが、今では週末の朝のアニメキャラクターとして不動の地位を確立しています。

 

もちろん息子も大好きで、その理由は「面白いから」。

 

主要「人物」は、“月で生まれたウサギたち”という設定なので、人間の言葉を話す代わりに「バババー」という“月語”を話すだけ。地球の勝手がわからないウサギたちが、月語を発しながら馬鹿馬鹿しいことを連発するのが子供のツボに嵌るようです。

 

 

ただし、今年の仮装を『Lapin crétin』にした一番の理由は、面白いからでも好きだからでもなく・・・

 

 

仮装に必要な小物のほぼ半分を家にあるもので揃えることができたから!

 

 

 

まず、肝心な『Lapin crétin』の顔は・・・

 

 

 

 今年の仮装

 

 

息子にねだられて買った『月刊 Lapin crétin』の付録のお面。一番作るのが面倒な部分なので大助かりです。

 

 

 

頭を覆うのは・・・

 

 

 今年の仮装

 

 

実家から送られてきた犬の被り物・・・

 

 

 今年の仮装

 

 を裏返して被る作戦。

 

 

そして、上半身は・・・

 

 

 今年の仮装

 

 

これも実家から送られてきた白いフリース。

 

 

あとは下半身と手袋を作るだけ!という、「たった一日の仮装のためにわざわざ全身作るのは面倒だなぁ」、「だからと言って中国製の激安衣装は買いたくない!」と思っていた私にぴったりのキャラクターだったのです。

 

 

 

そんなこんなでできた衣装はコレ ↓

 

 

 

 

 今年の仮装

 

こうやって平らに置くとバランス悪っと思いがちですが、息子が着ると・・・

 

 

 

 

 

 今年の仮装

 

 

本物そっくり!?

 

 

 

 

カーニバル当日は本場ブラジルとは似ても似つかない悪天候で、町に出て行進するお披露目会は中止になってしまいましたが・・・

 

 

息子の報告によると、息子が教室に入るなり、「あっLapin crétinだ!」という声とともにあっという間に“人垣”に取り囲まれ、身動きが取れなくなった上に大事なお面に落書きされる(!)という被害に遭った(※)そうな。

(※落書きは水性インクだったので保母さんが消してくれた)

 

 

帰宅の第一声は「J'en ai marre(もう懲り懲り)」。

 

 

来年はまた、無難にヒーローものにしたほうが良さそうだね・・・

 

 

 

 

(去年の仮装 ↓ )

 

http://mafrance.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/post-b89d.html

 

 

 

 

 

<追記>

 

ラパンクレタンの重要な設定に触れるのを忘れていました。

 

実は、ウサギたちの目的は「故郷の月に帰ること」で、そのためにあらゆる物を使って「月に飛んで帰ろうとするけど、失敗する」のが定番の“オチ”なのです。

 

ただ単にお馬鹿なことを繰り返しているのではないところが結構深いかも!?