続・真(ま)フランスの日常

フランスの時事、フランス生活の実態、エコライフ、日本を想う日々・・・                                    (ココログで綴っていた「真(ま)フランスの日常」 http://mafrance.cocolog-nifty.com/ の後継ブログです) 反核・反戦!

フランスの漫画賞の候補になっていた原発漫画

数日前、旦那さんがこんな漫画を見つけました ↓


フランスの漫画賞の候補になっていた原発漫画

「Colère Nucléaire」 作・画 Takashi Iamshiro


表紙から原発を題材にした話であろうことは容易に想像できますが、題名も作者名も聞いたことがありません。

さっそく検索してみると・・・


原題は『原発幻魔大戦』 全3巻

作者は、いましろたかし(55歳)


日本でこの作品が掲載・発行されたのは、2011〜13年にかけてですが、フランス語の翻訳本第1巻は去年の11月、第2巻は今年の1月に出たばかりの“新作”でした。

内容は、どこにでもいそうな独身サラリーマン・サトーが、原発事故直後から政府や原子力ムラに対する怒りを覚え、脱原発を訴えていく話。

第一巻では、主人公が同僚や友人、知人などと会話する場面は出てくるものの、そのほとんどがモノローグ。一人で情報収集し、一人で考え、ぶつけどころのない怒りが蓄積していくのをひしひしと感じさせます。

主人公はもちろん、作者の分身。

第一巻のあとがきにはこんなことが書かれているそうです。 ↓

政治、経済、原発問題などという超難問に、ド素人の僕が答えなど出せないのですが、何を言ってはいけないということもないハズです。この作品は一人で週刊誌をやっているつもりで描きました。



いましろ氏のツイッターのプロフィール欄には・・・

フランスの漫画賞の候補になっていた原発漫画


「自民党はゴミ」の一文(笑) ツイートの内容も・・・


・・・という痛快な発言が続く中、気になるツイートを発見 ↓


・・・フランス語にも翻訳されている正真正銘のプロなのに、描きたいことが描けないのは確かに悲しい。

政権批判の自粛を要請されてるのだとしたらもっと悲しい。

ならばいっそのこと、フランスの出版社に直接交渉して日本に“逆輸入”するほうが手っ取り早かったりして!?

だってほら ↓

フランスの漫画賞の候補になっていた原発漫画

フランスの公共ラジオ「france info」が選ぶ、『時事&ルポ漫画大賞』の候補になるくらい、フランスでは評価されてるんだから!

(いましろ氏に対するインタビュー ↓ ☆必読☆) http://www.furainozasshi.com/%E3%81%82%E3%81%95%E5%B7%9D%E6%97%A5%E8%A8%98/%E6%BC%AB%E7%94%BB%E5%AE%B6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%97%E3%82%8D%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%88%E3%81%BC%E3%81%8F%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AF%E6%B0%B8%E9%81%A0%E3%81%AB%E9%87%A3/