続・真(ま)フランスの日常

フランスの時事、フランス生活の実態、エコライフ、日本を想う日々・・・                                    (ココログで綴っていた「真(ま)フランスの日常」 http://mafrance.cocolog-nifty.com/ の後継ブログです) 反核・反戦!

4種類のかぼちゃと不思議な写真

ハロウィンの直前にAMAPで野菜を受け取ったら・・・


4種類のかぼちゃと不思議な写真
 
いつになく豪華でした☆ この配布の前まで、夏野菜が続いていて、アレルギーやらつわりやらで私が食べられないものばかりだったのですが、今回は全部食べられる!というか、食べたい、と思えるものがほとんどで嬉しいです。

特に、左上で写真からはみ出ている、セロリ!

香りが強烈ですが、妊娠中に必要な栄養素が沢山含まれているからなのか、食欲をそそります。 セロリは普段はそのまま炒めて塩・こしょうだけで食べたり、パスタの具にしたりしていましたが、今回は『セロリのオムレツ』とやらを作ってみました。

4種類のかぼちゃと不思議な写真

参考にしたのは、このページhttp://www.kyounoryouri.jp/recipe/2464_%E3%82%BB%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%81%AE%E8%91%89%E3%81%A8%E5%8D%B5%E3%81%AE%E7%82%92%E3%82%81%E7%89%A9.html

コチュジャンは常備していないので、塩・こしょう・醤油で代用しましたが、思った以上に美味しくて、旦那さんに「これ、今すごく食べたいから」と断って、写真に写っている3分の2を平らげてしまいました。

そして、今回受け取った野菜のメインは、なんといっても4種類のかぼちゃたち。

左から・・・ ?赤皮栗かぼちゃ(フランス語は「Potimarron」)

4種類のかぼちゃと不思議な写真

フランスで一番ポピュラーなかぼちゃで、日本では「西洋かぼちゃ」とも呼ばれている品種です。 このかぼちゃが手に入ったら私が必ず作るのは、定番中の定番の「スープ」と「タルト」。

4種類のかぼちゃと不思議な写真
(皮も食べられるので皮ごと茹でます)


4種類のかぼちゃと不思議な写真
(塩、牛乳(+生クリーム)、ハチミツを加えて、できあがり)


4種類のかぼちゃと不思議な写真
(タルトは型に流した量が少なくて貧弱です、はい。でもこれと同じ材料をプリン型などに流して同じようにオーブンで焼けば「かぼちゃプリンもどき」になります。)

このかぼちゃ ↓ の日本名は特定できなかったのですが、フランス語では「Sucrine de Berry(シュックリン・ドゥ・ベリー)」という素敵な名前が付いています。

4種類のかぼちゃと不思議な写真

4種類のかぼちゃと不思議な写真
中はとっても鮮やかなオレンジ!) 少し味に癖があって、煮物などには向いていないのですが、パウンドケーキ風にすると、あら不思議、子供も喜んで食べるおいしいデザートに変身します。ニンジンをケーキにすると面白いほどおいしいのに似ているかもしれません。

AMAPから送られてきた大量の「かぼちゃレシピ」の中から選んだ「Sucrine de Berryのパウンドケーキ」 ↓ (レシピにはリンゴも入っていますが、入れても入れなくてもおいしかったです。)

4種類のかぼちゃと不思議な写真

4種類のかぼちゃと不思議な写真
(かぼちゃをすりおろさないといけないので、ちょっと面倒・・・) このケーキは直近のAMAPの懇親会にも持って行ったら大好評でした。

(一応、フランス語のレシピ ↓ )

4種類のかぼちゃと不思議な写真

バターナッツ

4種類のかぼちゃと不思議な写真

これは、フランス語も日本語も同じ名前です。 名前の通り、濃厚な味なのかと思いきや、結構さっぱりしています(笑) 今年はまだ我が家では調理していませんが、かぼちゃの中でも一番応用が利く品種かもしれません。 AMAPのレシピには・・・

4種類のかぼちゃと不思議な写真
  半分に切ってそのままお皿にする「オーブン焼き」から


4種類のかぼちゃと不思議な写真
とっても甘そうな「タルトタタン風タルト」


4種類のかぼちゃと不思議な写真
ジャム


4種類のかぼちゃと不思議な写真

そして、塩・こしょう・オリーブオイルだけで調理したシンプルなレシピまであって、色々楽しめるようです。



最後は日本ではたぶん「おもちゃかぼちゃ」と呼ばれている、「Pomarine(ポーマリーヌ)」。

4種類のかぼちゃと不思議な写真
日本名の通り、観賞用に使用されることが多く、1年以上の保存が効くそうですが、AMAPのPomarineは食べてもおいしいです。 というか、今回受け取った4種の中で一番甘くて、栗かぼちゃに近い味がするので、デザートに適しています。

ただし、皮がかなり硬いので、どんなレシピでも、まずは丸ごと蒸さなければなりません。火を通さないまま無理に包丁で切ろうとすると高確率でケガをします(汗)


4種類のかぼちゃと不思議な写真
(蒸して中をくり抜いたところ)


4種類のかぼちゃと不思議な写真
(かぼちゃに卵と砂糖、生クリームを加えて、ミキサーでしっかり混ぜます。)


4種類のかぼちゃと不思議な写真
(くり抜いたかぼちゃに流してオーブンで焼けば、おいしいデザートの出来上がり!今回は別の種類のおもちゃかぼちゃ(黄色い方)も一緒に作りましたが、Pomarineのほうが断然おいしかったです。)

ちなみに、こういうデザートの理想的な盛り付け方は・・・

4種類のかぼちゃと不思議な写真
こんな感じ。“プリン”が全然見えないところがミソです(笑) 以上、AMAPのかぼちゃ紹介でした。





・・・という感じで締めくくっても良かったのですが、これらのかぼちゃを受け取った日に、私の知識だけではどうしても理解不能な物を見てしまったので、関連話としてここに記しておきます。


同日夜、いつも通り、野菜の配布リストがメールで届いて、珍しく写真が添付してありました。 クリックしてみると、かぼちゃ数種の前に、かぼちゃが隠れそうなくらいの大きさの紙に手書きで名称が書いてありました。

せっかく名称を書いたのに、かぼちゃがよく見えないところが、さすがフランス、という感じですが、それよりも何よりも、写真右下に目を落として、一瞬背筋が凍りました。 


4種類のかぼちゃと不思議な写真
なぜかって、写真を撮った日付が、「23/02/2019」になっていたからです!


日と月が全然最近じゃないのはおかしくないとしても、「2019年」とは一体どういうことでしょうか?

写真は恐らく生産者の30歳前後の女性が撮ったものだと思いますが、カメラを買ったときに、日付けの設定を3年も先に合わせ間違うとか、何をどうしたらそうなるのでしょうか? この数字はそもそもが日付ではないのでしょうか? それとも、私の目には「9」にしか見えなくて、実際は「6」なのでしょうか? それともそれとも、これらの写真はもしかして、本当に未来で撮られたのでしょうか?(←違)

なんという摩訶不思議・・・                       

カラクリがわかった方、コメントください。 (生産者に直接理由を聞くこともできるのですが、会う前は「今日こそ聞こう!」と思うのに会ったときは忘れてしまって、未だにわからずじまいなのです。)