仏極右の亡命者削減策は日本がお手本!
波乱に満ちた2015年地方選挙が終わりました。
選挙は(私の予測が大きく外れ!)胸をなでおろす結果となったのですが、獲得票率を見ると国民戦線は明らかな躍進を遂げていて、2017年の大統領選挙の決選投票に進むのはほぼ確実。
(左から、左派、右派、国民戦線の地方選における獲得票数比較。赤が2010年、青が今年)
極右が牛耳るフランスが現実味を帯びてきた・・・ というわけで、久しぶりに国民戦線(極右)のホームページを覗いてみました。
一番最初にクリックしてしまったのは、やはり移民のページ(笑)
数ヶ月前に「極右が政権を握ったら在仏日本人は一体どうなってしまうのか」という記事を書いたことがありますが、どうやらその頃よりも項目が増えている模様。
何がどう加筆されているんだろう?と一つずつ読んでいくと・・・
目を疑うような記述を発見しました。
La réduction drastique des titres de séjour délivrés, par : (以下の方法による滞在許可証発行の大幅削減)という項目の4つ目に・・・
une réforme du droit d’asile pour le limiter à quelques centaines de cas par an (sur le modèle de ce que pratique le Japon). (年間100件程度に限定するための亡命権改革(日本の現行政策をモデルとする) とあったのです!
さすが、難民(亡命者含む)受け入れを渋って諸外国から批判されただけある日本。 フランスの極右には絶賛されているのでした。
※ フランス極右と自民党政権の類似点はココにも ↓