見たことのない果物 その2
今夏に生まれて初めて食べた西洋スグリに続いて、AMAPの配達先にまた「見たことのない果物」が登場しました ↓
フランス語ではNèfle(ネッフル)と呼ばれ、日本名は「西洋かりん」。
大きさは一つがピンポン玉大。
見た目に反して表皮は薄く、生産者のお姉さんは「食べられますよ」と言っていましたが、一応剥いてみると・・・
中はこんな感じ。
まるで、焼きすぎた焼きりんごのよう。
味は梨と柿を足して二で割ったような、親しみ深いような新しいような・・・・
特筆すべきはその食感。
熟したものしか生食しないそうなので当然といえば当然ですが、とにかく柔らかい。
コンポートやピューレを連想させ、ナイフで切り分けるなんて到底無理。
果物に歯ごたえを求める人には、かなり物足りないかもしれません。
実際、大昔は広く食されていたものの、今はリンゴや洋ナシに押されて陰を潜めてしまったのだそう。
ちなみに、うちの地方ではこのNèfle(ネッフル)のことを「Cul de chien(犬のお尻)」と言うのだとか。
いくら見た目がそう連想させるとはいえ、果物ごときに同情しそうになりました。