続・真(ま)フランスの日常

フランスの時事、フランス生活の実態、エコライフ、日本を想う日々・・・                                    (ココログで綴っていた「真(ま)フランスの日常」 http://mafrance.cocolog-nifty.com/ の後継ブログです) 反核・反戦!

フランス人にならって、いつも以上に復活祭を祝ってみた

先週の金曜日、ロックダウンに備えるため、家から10kmは軽く超えるオーガニックの畜産農家へ、肉類を買い出しに行ってきました。

もうかれこれ何年も、1~2か月に一回のペースで通っているので、毎回買うべきものはだいたい決まっています。

ところが、その日は復活祭を数日後に控えていたので、普段は目にすることがない仔羊の肉が売られていました。

一瞬迷いましたが、久しぶりに買ってみることにしました。

他の肉の一部は、以下の写真の通りですが・・・

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ラム肉は、調理前の写真は撮るのを忘れてありません。

一応、証拠にレシートの一部を・・・

と思ったら、今度は、骨付き仔羊肉(ラムチョップ?)を示す「POITRINE D'AGNEAU」の一部と、その価格が、水滴か何かの仕業できれいに消えていました。

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まぁでも、「どうでもいいけど有り得ない偶然」はフランス生活では日常茶飯事なので、これはこれでフランスらしい、ということで。

さて、肝心な料理ですが、数ある「復活祭仔羊レシピ」の中から参考にしたのは・・・

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クミンとタイムが香る(=肉の臭みをカバーする)春レシピ。

クミンは普段あまり出番がなくて戸棚の中で出番を待っていたもの(ちょっと期限切れ)と、タイムはつい最近マルシェで、おまけでもらったものがありました。

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と言っても、使った仔羊の部位が全然違ったり、材料のうち、カブがなかったり、玉ねぎをネギで代用したり、ブイヨンが切れていて塩を追加したりして、レシピに忠実ではないです。

そんなこんなでできたのがコレ ↓
 

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って、ニンジンとジャガイモだけ!?

に見えるのは、煮崩れしないように後から投入したからです。

ニンジンとジャガイモを取り分けると・・・

じゃじゃ~ん

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火を通す前は、「これほとんど骨だなぁ」と思っていたのが、ぷっくり肉肉しく変身していました。

家族の反応は・・・

まず、4歳の次男が「おいしい」と言ってパクパク食べたしたので一安心。

ずっとラム肉を買っていなかったのは、「小さい子供には不評」のような気がして、ここ数年避けていたからです。

ラム肉特有の臭みは、クミン&タイムが効いているのか、あまり気になりませんでした。

なので、「じゃぁ、これからは復活祭はこのレシピだね!」と言ったのもつかの間、長男が「えっ!?なにコレ?ほとんど骨じゃん。僕、鶏肉のほうがいい。」と言い出したので前言撤回。

来年は、鶏モモ肉に劣らない、もう少し肉付きのいい部分を調理したいと思います。


翌日は、子供たちお待ちかね、“卵を探す日”です。(長男が4歳だった時の復活祭関連記事はこちら

次男は何か月も前からこの日を楽しみにしていて、休日なのに朝の7時半に起きてしまいました。

(チョコレートの)卵を庭に隠すため、7時15分に起きて先に朝食をとっていたパパとニアミスが発生して焦ったものの、次男に朝食をとらせている間に、こっそり家を出て任務完了。

いつもなら休みの日は9時を過ぎても起きてこない長男も、8時前に支度を済ませて、いざ出発!

放っておいたら、長男が全部見つけてしまうので、次男の分も残しておくよう説得します。

こんなところ ↓ に“落ちていた”卵を拾ってご満悦の次男。

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今年の収穫は・・・

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色とりどりの卵、卵、卵!

今年は、オーガニックの卵型チョコレートを、量り売りで買った(ケチった)のです。


月曜日は、復活祭と言えば「MIKADO」、と旦那さんが言って聞かないけど、なぜだかわからない、この遊び ↓
 

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発祥が日本で、名前もそのまま日本語なのに、ヨーロッパでしか流行っていませんが、一度始めたら病みつきになります。

遊び方はいたって簡単。人数は、テーブルに収まる範囲なら何人でもOK。

①全ての棒を片手で握って、テーブルの上に垂直に立て、手を放して棒をばら撒きます。(そうすると写真のようになります。)
②じゃんけんか何かで順番を決め、ほかの棒を動かさないように、取れそうな棒から獲得していきます。
③ほかの棒が少しでも動いたら、次の人の番。ほかの棒が動かないうちはひたすら取り続けることができます。
④すべての棒を取り終わったら、それぞれの棒の点数(柄によって違う)を数えて勝ち順を決めます。


次男にはまだ早いかと思ったのですが、思い切りの良さが功を奏して、なかなか上手に棒を獲得していました。


という感じで、今年はいつにも増して楽しい復活祭となりました。
 

・・・と締めくくりたいところですが、“卵”探しをした後、おいしそうな“卵”を前にして、次男が「お腹すいた」病を発症しました。

そして、その症状は、“卵”がなくなる(食べつくす)まで続く、でも一気に食べさせたくないから数を制限して宥めなければならないという、親にとっては全然楽しくない余韻が残るのでした。