続・真(ま)フランスの日常

フランスの時事、フランス生活の実態、エコライフ、日本を想う日々・・・                                    (ココログで綴っていた「真(ま)フランスの日常」 http://mafrance.cocolog-nifty.com/ の後継ブログです) 反核・反戦!

ネット新聞にブログ記事が転載された!

ブログを完全移転した当日のこと。

 

メールアドレスに以下のようなメッセージが届きました。

 

 

一連の風刺が問題、まったく同感です。敬服いたしました。

 

 

村上良太

 

 

本名らしき名前だし、嬉しい内容です。

 

 

でもコメント欄で暴言を吐かれて以来、慎重になっていた私は思いました。

 

 

もしかして、新手の釣り?

 

 

これで答えたら

 

 

「うっそだよ〜、ばっかじゃねーの」

 

 

とか言われるかもしれない・・・

 

 

しばし考えたあと

 

 

恐る恐る返信。

 

 

当たり障りのない内容で、簡単にお礼を言いました。

 

 

すると、すぐに返事が来ました。

 

 

 

私はボランティアでインターネット新聞の編集をしています。

 

日刊ベリタという媒体で、基本的に自由ですが、差別と戦争には

 

反対の論陣を張っています。寄稿者は市民、新聞記者OB、

 

テレビディレクター、現役ライター、NGO活動家など様々な人がいます。

 

 

あなたの風刺画に対する文章は非常にすっきりとポイントを押さえた

 

ものです。日本でまだ理解されていない重要な点が多々含まれている

 

と感じました。大変恐縮なのですが〜原稿料と言うものもない媒体

 

ですが、?宮崎駿氏への手紙 ?風刺を紹介しようとした日本の出版社への

 

批判的意見の2つの記事を転載させていただけませんか。

 

著作権はもちろん執筆者のものですから、後で削除したい

 

場合とか書き直したい場合はその自由があります。

 

 

いかがでしょうか?ご検討いただけましたら幸いです。

 

勿論ダメならあきらめます。

 

よろしくお願いします。

 

 

村上良太

 

 

日刊ベリタ・・・

 

 

もしかしてもしかすると・・・

 

 

あの暴走総理に対して、歯に衣着せぬ新年の挨拶をした、あの日刊ベリタですか?!

 

 

驚きました。

 

 

貴重なコメントを沢山もらった風刺画掲載本に関する記事はともかくとして、あの宮崎氏あての手紙をツイートしてくれたのは2人だけ(しかもそのうちの一人は旦那さん 爆)。

 

 

その2件を褒めて、しかも新聞という媒体に載せたいだなんて・・・(← この時点ではまだ釣りの可能性があると思っている)

 

 

そこで、“村上良太”という編集者が本当に存在するのかどうかを確認。

 

 

すると・・・

 

 

日刊ベリタのサイトに彼が書いた過去記事がずらっと出てきました。

 

 

どうやら記者でもあるらしい。

 

 

しかも・・・

 

 

シャルリー・エブドを堂々と擁護している!

 

 

なぜ今まで一度もニュース検索でヒットしなかったのだろう?

 

 

あっ

 

 

わかった

 

 

シャルリーのことを“チャーリー”って書いてるからだ!

 

 

でもどうやらこれには理由があるらしい。(←有料記事なので真相はわからないけれど、シャルリー・エブドの創刊はチャーリー・ブラウンがきっかけだから?それ以外に考えられない・・・)

 

 

でもなんだかもったいない気がする。

 

 

シャルリーと書いていればもっと読まれたかもしれないのに・・・

 

 

誤訳記事が何万人、何十万人に読まれて、こういう真実を追究する記事が読まれないのは不条理というもの。

 

 

シャルリー・エブドを理解する日本人記者がいたことを知った嬉しさと、思うように真実が広まらない歯がゆさが入り混じった気持ちで、再び返信しました。

 

 

「おこがましい気はしますが、一般市民の方も寄稿されているということなので喜んでご依頼をお受けします。」

 

 

ボランティアで作られる、市民の市民による市民のための新聞に協力せずにどうする。

 

 

 

それからは、日本の時間の流れ方を忘れてしまった私には目にも留まらぬ速さで話が進み、依頼を受けたその日に記事が転載されました。

 

 

というわけで、ネット限定とはいえ、一応新聞という媒体に載った記念すべき第一弾記事!(最初で最後だろうけど)

 

 

「あぁあの記事ね、もう読んだからいいよ」なんて冷たいことは言わずに、ご覧ください! ↓ 

 

 

拝啓 宮崎駿様

 

不可解な風刺画掲載本

 

 

ちなみに、両方の記事にココログのブログでお馴染みだった「ロバの写真」がついているわけは・・・

 

 

編集者の村上さんと、宮崎氏宛ての手紙の中に載せた地方新聞の写真の話をしていたつもりが・・・

 

 

「ブログの写真=ロバの写真」だと勘違いされたからです(爆)

 

 

リンクを開いてロバの写真が目に入ったときは、椅子から転げ落ちそうになりました。

 

 

で、面白かったのでそのままにしてもらうことにしました。

 

 

 

・・・でも実はこの「写真」の話、笑い事ではないようです。

 

 

というのも、どうやら自民党が「著作権法」に余計な手を加えようとしているらしいのです。

 

 

今まで、本人だけが訴えることができたものを、本人の意思に関わらず第三者も訴えられるようにするのだとか。

 

 

秘密保護法に次ぐ、言論統制。

 

 

このリンクには、「誰もが逮捕される危険性がある」と書かれています。そして、いわゆる「パロディ」的なものや書物、音楽なども対象になるので、文化の萎縮に繋がってしまいます。

 

 

あぁ腹立たしい!

 

 

腹立たしいけれど、市民の私たちにはどうすることもできない。だからこれからはネット上の写真(翻訳記事も?)の投稿には慎重にならなければならず、あの地方新聞の写真も、載せないことになりました。新聞を買ったのも、写真を撮ったのも私だけど、誰かが訴えて警察が動けば私も日刊ベリタの村上さんも逮捕される可能性がある。(私はそのとき日本にいればの話だけど)

 

 

これを独裁政権と言わずになんというのでしょう・・・

 

 

 

 

※日刊ベリタの「ベリタ」とは・・・

 サンスクリット語でものごとの生起、知らせ、ニュースを意味する「ヴァールッター」を起源としています。インドネシア・マレー語で BERITA 、フィリピン語(タガログ語)で BALITA は現代でもニュースを意味し、いずれも「ヴァールッター」から派生しています。日刊ベリタの名は、アジアの言葉へのこだわりから生まれました。

 

 また、ラテン語の「ヴェリタス」、イタリア語の「ヴェリタ」はともに真実を意味します。インド・アーリア系語族を起源とし、「事実」や「真実」の意味をたずさえて地球を一周したかのような不思議な言葉でもあります。

 (日刊ベリタのホームページより)

 

 

 

※村上氏のメール内容は、ご本人の了解を得て載せています。