続・真(ま)フランスの日常

フランスの時事、フランス生活の実態、エコライフ、日本を想う日々・・・                                    (ココログで綴っていた「真(ま)フランスの日常」 http://mafrance.cocolog-nifty.com/ の後継ブログです) 反核・反戦!

ドイツ語の授業はエリート主義?! その2

(前回の記事「ドイツ語の授業はエリート主義?!」のつづき)

できる限り大規模なデモに参加するべく、ブザンソンにまで足を運んだ旦那さんでしたが・・・

ガックリ肩を落として帰宅しました。

なぜなら、たったの300人弱しか参加していなかったから(涙)

デモがあまり行われない日本からすると、300人は結構な数ですが、デモで民意を表すフランスにおいては全く説得力のない人数。


 ドイツ語の授業はエリート主義?! その2 
ドイツの国旗がたなびくブザンソンのデモの様子。 


ドイツ語の授業はエリート主義?! その2 
「で、私たちは?」 仏独友好の未来を懸念するプラカード。 

一方、パリでは約3400人の教師が反対の声を上げたようですが、それでも中高教員の27%(※)が参加したに過ぎず、効果はないに等しいんだとか。

ところで、この27%という数字、文科省が発表したデモに参加した教師の割合ですが、教職員組合は「50%以上=1万人(!)」と言っています。

どんなデモでも警察などと主催者では発表人数にズレがあるのが通常ですが、この差はちょっとおかしい(苦笑)どちらか、それとも両方が誇張しなければこの差はでない・・・


と思っていたら さっそくカナール・アンシェネが揶揄していました ↓

ドイツ語の授業はエリート主義?! その2 
「文科省が発表したスト参加割合:27%、教職員組合は50% 数学が苦手なのは中学生だけではなかった!

面白い(笑)

でも、もう笑っている場合ではありません。

なぜなら・・・ 「デモが大したことなかったから」という理由で、今朝、社会党が勝手にこの法案を通してしまったからです!!

どこかの国の暴走政権の強行採決を彷彿とさせる、あまりにも身勝手な採決。 何をそんなに急ぐことが!?

教師数千人(〜1万人)が、わざわざ授業を休んでまで参加したのに「大したことなかった」だなんて、一体どれだけの人数が反対すれば聞く耳を持ったのでしょうか。

さて、代替教師の旦那さんの今後ですが、ドイツ語の授業数が減ることで受け持つ学校が3校になるのは必至。 2校でも十分しんどそうなのに、3校になったらどうなることやら・・・

この「中学校改革」の施行は2016年9月から。 2017年の大統領選でオランド政権とサヨナラして、元の授業数に戻ることを願うしかありません。