続・真(ま)フランスの日常

フランスの時事、フランス生活の実態、エコライフ、日本を想う日々・・・                                    (ココログで綴っていた「真(ま)フランスの日常」 http://mafrance.cocolog-nifty.com/ の後継ブログです) 反核・反戦!

「次はFessenheim」にしないために・・・ フランス各地の集会一覧

今日、高浜原発の運転停止を命じる仮処分が決定しました。

これによって関西電力は現在運転中の3号機を直ちに停止しなければならず、福島第一原発の事故から5年を前に有意義な決定が出されたと言えます。

一方、フランスでは2014年にFessenheim(フェッセナイム(仏)フェッセンハイム(独))原発で起きた事故を過少報告していたとドイツ紙が報じるなど、スイスの国境に近いLe Bugey(ル・ビュジェ)などと共に老朽化した原発が物議を醸しています。

Fessenheimに関するニュースのほとんどは、『ドイツがFessenheim原発の老朽化を懸念』とか『スイスがLe Bugey原発の閉鎖を要求』というタイトルや見出しがほとんどで、フランスではまるで他人事のように報道されました

でも、こうやってなんでもない日常を過ごしている間に、原発は少しずつ年を取っていきます。 数日前にはエコロジストのコス氏(住宅大臣)がFessenheim原発を今年で閉鎖すると明言したのに対して、社会党のロワイヤル氏(環境大臣)は「正式な閉鎖を決定するのが今年」と、事実上否定。そんな呑気にいがみ合ってる場合ではないはずですが、特にロワイヤル氏は原発ロビーの受け売りのような発言があとを絶たず、閉鎖をできるだけ先延ばししようという魂胆が垣間見えるほどで、事故に対する危機感を持っている様子はこれっぽっちもありません。

かく言う私も、大きな地震や津波のないフランスでは大事故は起きないだろうと思っていました。 でも調べてみると出てくる出てくる。 特にFessenheimは2009年からは毎年、2012年以降は年に数回の頻度でトラブルが発生していて、地震や津波がなくても老朽化が原因でいつ大事故が起きてもおかしくない状態にあるのです。

フランス人の多くはフランスで原発事故が起きる可能性を認めたがりませんが、私は古い原発の閉鎖を要求するドイツやスイスの言い分のほうが正しいと思います。

もうこれ以上被爆者はいらない。 チェルノブイリや福島のように手遅れになってしまう前に、少なくとも古い原発の閉鎖を訴えていかなければなりません。

チェルノブイリから30年、福島から5年を機に3月9日〜4月30日まで、フランス各地で反核、追悼集会や講演会、スペクタクルなどが予定されています。
 ↓ 家族、友人、知人、隣近所を誘って皆で参加しましょう!! http://sortirdunucleaire.org/Listes-des-actions-980 ※詳細はコチラ 


「次はFessenheim」にしないために・・・ フランス各地の集会一覧
(原発は脆い。FUKUSHIMA、明日は我が身)