エコライフのための雑誌「Green attitude」新創刊!
先々週の土曜日、家族でキオスクに出かけて、婦人雑誌売り場を物色していたら・・・
こんな雑誌を発見!
「Green attitude」・・・エコライフ専門誌!
しかも・・・第一号!!
カナダのエコライフ専門雑誌「PURE GREEN MAGAZINE」の姉妹誌として、フランスで新創刊されたそうです。
ただし、週刊誌でも月刊誌でもない、季刊誌。
12月中旬からずっとキオスクに出っ放しだったわけですが、ElleやVogueの後ろに隠れていて、今まで全く気づきませんでした(汗)
・・・というより、最近、あんまり婦人誌を読もうという気が起こらなくて、売り場にも近づいていなかったかも・・・(って、これは婦人誌?)
とにもかくにも、出会いというのは、いつ何時おとずれるかわかりません。
あのときたまたま婦人誌売り場を見に行っていなかったら、あとちょっとで第一号を逃すところでした。
この雑誌のコンセプトは「フランス流、無理しないエコライフ」。
フランスらしさ=無理しない、という自己分析ができていて感心(笑)
フランス流といいつつ、雑誌名が英語なのが玉に瑕ですが、カナダの雑誌を引き継いでいるということなので仕方ないか・・・。
さて、肝心な中身はというと・・・
↓ エコな物の最新情報から・・・
↓ フランス製品だけで9ヶ月間を過ごしながら、ドキュメンタリーを制作したジャーナリストに対するインタビュー記事(この詳細は別の記事にするつもりです)
↓ エコなクリスマスの過ごし方特集では、もみの木の実態について2ページを割いて解説。
フランスでは、もみの木の80%がクリスマス用に集中栽培されるため、農薬や除草剤を使っている農家がほとんどなのだとか(汗)フランスでオーガニックのもみの木を作っているのはたったの1軒だけ・・・我が家は今年からそこに注文することになりそう・・・
↓ 世界中で流行ってる(!?)「DIY」(Do it yourself)。今季号は印刷された蝶々を切り抜いて作る壁飾り。
↓ フランスで激減している「薬草販売者」の特集記事。
1941年に資格そのものが廃止され、40年代に4000人いた「薬草販売者」が今ではたったの15人にまで減ってしまったそうです。ちなみに近隣国には今でも数千人規模の資格保持者がいて(ドイツ:6000人、イタリア:5000人、スペイン:3000人)、劇的な減少はフランス特有のもの。薬草の効能を認めなくなったフランスで、薬に頼るフランス人が多い背景を垣間見た気がします。
↓ 「Gemmothérapie(つぼみ療法)」特集。
つぼみなら何でも(?)効能(栄養)が凝縮されているとは、言われてみるまで気づきませんでした。そういえば隣の家の猫が、うちの庭の新芽が出た植物にしょっちゅう擦り寄っています。猫は本能でつぼみの良さがわかるということなのか・・・
↓ 独自の「蜜蝋」ブランドを立ち上げた男性の話。
なんと、蜜蝋にはアレルギー症状を和らげる効果があるそうです。蜜蝋で作ったロウソクに火をつけると、アレルギー症状を抑える物質が発生するのだとか。本当かどうかはわからないけれど、花粉が飛び放題のこの時期、花粉症で困っている人はやってみる価値があるかも。
という感じの内容ですが、実はここまででまだ半分!
その他、カカオ生産の歴史と実態、大人気ブロガーのエコロジーな半生、人里離れた場所で生活する4人家族の話、おすすめレシピ・・・等々、情報満載、読み応え十分。
それに加えて、なぜだか分かりませんが、広告が数件しかありません。ファッション誌の多くは広告のほうが多いんじゃないかと思うほど記事が追いやられていますが、この雑誌は最初と最後にちょこっとあるだけで読みやすい!(そんなちょっとでどうやって収入を得るんだろうと心配になりますが・・・)
ちなみに、裏表紙の広告はこれ ↓
vision plus という眼鏡屋さんの新製品「廃材木で作ったメガネフレーム」の広告。気になったのでホームページを見てみたら、なんと・・・広告どころか商品紹介さえもありませんでした(笑)もう売り切れちゃったのでしょうか?!
最後のオチも含めて、私にとってはほぼ満点のこの季刊誌。
年たったの4回しか発行されないのが少し残念ですが、また新たな楽しみができました。
今後も最新号がでる度に紹介していきたいと思います。
第一号をキオスクで入手できるのはあと10日。(第2号の発売日は3月12日)
読んでみたい!と思ったフランス在住者はお急ぎください!
※婦人誌売り場にあるとは限らないので、見つからない場合は店員さんに聞いてみましょう。
ホームページもどうぞ ↓
http://www.greenattitudemag.fr/Green-Attitude-art-de-vivre-d%C3%A9couvertes-bio