日食を観測できた!
(↑ この記事のつづき)
本日のフランシュコンテ地方は、日食観測日和!
・・・でしたが、専用メガネがないので
このページで生中継を見ることにしました ↓
CNRS(フランス国立科学研究センター)がピレネー山脈に設置したカメラの生中継 (9時45分ごろ)
一番隠れるのは10時半過ぎと言われていましたが、9時45分にすでに3分の1が覆われ・・・
10時 ↓
10時15分 ↓
10時30分 ↓
10時45分 ↓
と、素人目には10時15分あたりが一番ピークだったように見えました。
ピレネー山脈が皆既日食が観測できる北欧から随分南にあるためか、80%という数字も誇張しているように思えます。
それでもこうしてじっくり日食を生中継で観測したのは、今回が初めて。
感慨深い思いに浸っていると・・・
なぜか玄関のチャイムが鳴りました。
誰だか検討も付かないままドアを開けると
そこに立っていたのは・・・
旦那さんの同僚?!
「日食観測用のメガネを持ってきました」という彼
なんと!旦那さんに頼まれてわざわざ家までメガネを届けてくれたのです!
と言っても、学校から家までは約10秒。
中学校の敷地内に住んでる甲斐がありました。
実は生徒たちの観測に私もこっそり加わろうかとも思ったのですが、“教師の妻”が突然現れたら引くだろうということで、遠慮することにしました。
まさか、そういう作戦で見るチャンスが巡ってくるとは・・・
日食はもう終わりに近づいていましたが、さっそく観測
オレンジ色の三日月のような太陽が、くっきりメガネの向こう側に見えました。
束の間の感動
・・・に浸る間もなく、まだ生徒たちの観測は続くということでメガネは返却。
お礼を言うと、同僚は生徒たちの元へ戻っていきました。
旦那さんは帰るなり「見れたでしょ?」と誇らしげ。
中学校では9時半から11時ごろまで全校生徒が屋外に出て、メガネを回しながら観測したり・・・
こんな ↓ 装置で日食を見ることができたのだとか
物理の教師が作った、その名も「メガネがなくても日食が観測できる装置」 2点
筒の蓋を開けて、太陽に向けると・・・
筒の向こう側に日食!!
(ちなみに双眼鏡のほう(写真右)の仕組みはよくわかりません(汗))
校長は前日まであまり乗り気でなかったそうですが、旦那さんを始めとする一部の教員の意向で、学校を挙げて観測することとなりました。
メガネの数は明らかに少なかったようですが、みんな観測できてなにより。
次の日食は、私も学校ももう少し用意周到に挑まねば、と二日続けて決意を新たにしたのでした。(次は学校が休みの日かもしれないけど・・・)