続・真(ま)フランスの日常

フランスの時事、フランス生活の実態、エコライフ、日本を想う日々・・・                                    (ココログで綴っていた「真(ま)フランスの日常」 http://mafrance.cocolog-nifty.com/ の後継ブログです) 反核・反戦!

長期授乳の孤独

ブログを移転してから一ヶ月

 

 

前のブログには閑古鳥が鳴いているのかと思いきや・・・

 

 

実は、新しいブログよりもアクセスがあるという現象が起きています!

 

 

原因は、8ヶ月以上前に書いた一つの記事 ↓

 

 

卒乳(乳離れ)の世界平均は4歳2ヶ月

 

 

タイトル通り、<乳離れの世界平均年齢は4歳2ヶ月で、最近4歳になった我が息子もまだ母乳を飲んでいます。1歳で乳離れしなければならないというのは迷信で、長期授乳は決しておかしなことではありません。>

 

 

という授乳の「じ」の字も知らない人には、とてもショッキングな内容なのですが、

 

 

投稿してからずっと、記事アクセスランキングのトップに君臨していて、訪問者が途絶える気配はありません。

 

 

そんな記事、一体誰が読んでるの?

 

 

という疑問は書いた私自身も抱きました。

 

 

でもわかったのです。

 

 

記事を読んでいるのは、他ならぬ私と同じ長期授乳をする母親たちだということが。

 

 

授乳というのは、ある一定の期間を超えると孤独を感じるものです。

 

 

日本でもフランスでも、産んでから数ヶ月の間は“ママ友”や家族と開けっぴろげに授乳の話ができますが、国によって理由は違えど、少しずつ授乳仲間が減っていき(日本の場合は1歳を境に激減)、1歳半を過ぎるとたいていの場合、周囲には他に授乳している人がいなくなって、取り残されたような錯覚に陥ります。

 

 

そして、2歳が過ぎ、3歳も過ぎると、周りの人間は「授乳は終わっているもの」と決め付けてしまい、社会の常識を逸脱した後ろめたさから隠れて授乳するようになってしまうのです。

 

 

そうなると、授乳していることを知っているのは、当然ながら子供と夫(いれば)だけ。

 

 

自分は間違っていないと確信したいのに、やっぱり心細い。

 

 

そういう気持ちは、孤独が好きな私でも度々感じていることなので、人によっては耐えられないと思う人もいるのだと思います。

 

 

その証拠がこの記事のアクセス数。

 

 

もちろん、アクセスしている人の中には・・・

 

・ 別のことを検索していたらこの記事がヒットしてしまい興味本位でクリックした人、

 

・ 「嫁がまだ授乳してる!気違いだ!」という思い込みを証明しようと検索していたら上には上がいて半信半疑でクリックした姑、

 

・ 自分も大好きなおっぱいを赤ちゃんに独占されっぱなしで断乳方法を検索していたはずなのに授乳の良さを唄う記事ばかりが出てきて仕方なくクリックした夫

 

 

等々、授乳していない人が読んでいる場合もあるとは思いますが、毎日何十件ものアクセスがあるのは、それだけ需要があるということ。

 

 

つまりは、理解者を求めて彷徨う長期授乳者が想像以上に多いからだと思うのです。

 

 

そして、この記事を書く決め手になったのは、ここにきて立て続けに届いたコメント。

 

 

差出人は、3歳半の子供を授乳しているけれど周りが「おかしい」と言いだしたので不安になってネットで検索していたらこの記事に辿り着いたというママ、そして母乳育児を愛するママたちが集うコミュニティの掲示板にこの記事のリンクを載せたいという管理人の二人。

 

 

彼女たちは、世間の常識に押しつぶされそうになりながらも、母乳育児を貫きたい!または応援したい!という意思で繋がっています。

 

 

一人のようで実は一人じゃない。

 

 

だから、ここでももう一度声を大にして言いたい・・・

 

 

 

母乳育児そして長期授乳は素晴らしい

 

 

 

日本でもフランスでも、長期授乳を堂々と公言できる日がやってきますようにっ!

 

 

 

−追記−

 

今日(2015年5月21日)、以前のブログの5月1日〜21日までの検索ワードランキングを見てびっくり! ↓

 

 

なんと、15位中13件が授乳関連のワードでした。

 

(検索ワードのほとんどは非表示ですが、表示されたものだけでこの傾向、というのはやっぱり無視できません)