農薬を体に取り込めば取り込むほど太る!(※科学的根拠あり)
・・・地方新聞に付属していた雑誌のページを繰っていたら、そんな趣旨の見出しが目に入りました。
(地方新聞 L'EST Républicain 付属雑誌「Version femina」 2016年11月14〜20日号 36ページ ※掲載内容はFrance2で放送中の「C'est au programme」で紹介されたようです。)
正確には、Les pesticides nous font aussi prendre des kilos?! (農薬は私たちを太らせさえする!※直訳)とあって、「農薬が人体に悪影響を及ぼすことはすでに知られているけど、肥満のモトにもなるんだって!」というようなことを言っています。
記事を読んでいくと、まず?農家が農薬を浴びる量と肥満・糖尿病の発症率はすでに関連付けがなされていて、今回わかったことは、肥満であればあるほど体内の農薬量も多く、妊婦の血中に農薬が多ければ多いほど胎児が肥満になる、ということ。
その理由は、農薬が肥満細胞に脂質を取り込ませるよう働きかけるからで、胎児まで太ってしまうのは、農薬などの化学物質は胎盤に吸収されやすく、胎児の肥満細胞にまで影響を及ぼすからだそうです。
そして、農薬は血糖値を上昇させることもわかっていて、Ⅱ型糖尿病の原因にもなるそうです。
更に読み進んでいくと、農業大国のフランスでは、特に深刻な問題であると書かれています。
なぜなら・・・
フランスはヨーロッパで最も農薬を使用している国で、44%の野菜、そして66%の果物に農薬が残留しているからです!
それだけではありません。
菓子類や朝食用のシリアル、食パンに至っては、なんと75%(!)から農薬を検出したのだとか。
そのなかでも農薬が残留しやすい農作物は・・・
・桃
・りんご
・サラダ菜
・イチゴ
・トマト
・パプリカ
・ぶどう
・全粒穀物(各種全粒粉や玄米など)
などなど。
以上のことを総括してみると、例えば、健康にいいと言われているリンゴは、たとえ農薬残留量は国が定める基準値を超えていないとしても、毎日食べていたらいつの間にか太っていた!なんてことになりかねない・・・ということです。
体にいいと思って食べている野菜や果物、玄米などが実は太る原因になることがあるなんて、誰が想像したでしょうか?
「なんか最近太ってきた」、とか、「ダイエットが成功しない!」と悩んでいる人は、せめてこれらの農作物、そして含有食品だけでもオーガニックにしてみる価値は十分あると思います。
ちなみに、オーガニック食品だけを食べている人は、野菜や果物の摂取量は人一倍多いにもかかわらず、肥満や糖尿病になる確率がオーガニックを食べていない人の半分以下なのだそうです!
確かに、(あくまで私の経験則ですが)オーガニックの専門店で、太っている人を見かけることは滅多にありません。
フランスのみならず、ドイツやオーストリアでも各地のオーガニック専門店に足を運んできましたが、店員も含めてほとんど誰も太っていないのです。
一方で、安さを売りにするスーパーでは「なぜそれほどまで??」と目が点になるほどの巨体を必ずといっていいほど目にします。
もちろん、単なる食べすぎや運動不足も原因だとは思いますが、それにしても、「食べるだけでダイエット効果がある」オーガニック食品を試さないなんて、なんともったいない!・・・と思うのは私だけでしょうか?