続・真(ま)フランスの日常

フランスの時事、フランス生活の実態、エコライフ、日本を想う日々・・・                                    (ココログで綴っていた「真(ま)フランスの日常」 http://mafrance.cocolog-nifty.com/ の後継ブログです) 反核・反戦!

2016-01-01から1年間の記事一覧

チェルノブイリから30年 〜フランスのキノコはまだ汚染されている〜

30年前の4月26日未明、ソビエト連邦にあったチェルノブイリ原発の4号機が爆発。膨大な量の放射性物質が空気中にばら撒かれました。 ただし、爆発から丸2日間、事故を把握していたのはソビエト連邦だけ。 その後、スウェーデンの原発で高線量が確認さ…

「原発を停止しない政府の判断が国民の怒りを買っている」とルモンド紙が報道  ※追記あり

同じ原発推進国にあって、報道の自由は保障されていることを証明する記事がルモンド紙に掲載されました。 http://www.lemonde.fr/idees/article/2016/04/19/japon-la-centrale-nucleaire-de-sendai-reveille-le-traumatisme-de-mars-2011_4904980_3232.html …

川内原発を止めてください

熊本で地震があって 今も余震が続いていて 大分の地震を誘発して 近畿地方でも揺れを感じるほどで 専門家が、「これまでの常識を覆す地震」だと言っているのに 熊本に隣接する鹿児島県にある川内原発を止めないことにした暴走政権は 本当に馬鹿だと思う 鹿児…

世界各地で始まる愚かなイベント

4年前にアメリカで始まったという、このイベント ↓ 『Color me Rad』 参加者同士で“着色されたコーンスターチ(トウモロコシが原料の粉末)”を振り掛け合いながら数キロを走る・・・というまさに『馬鹿騒ぎ』という名に相応しいイベントが、今年も世界各地…

フランス産のキウイ

つい先日、モノプリでオーガニックのキウイを買ったら「フランス産」でした。 これまでにもフランス産を買ったことはありますが、フランスのどこでどのくらい栽培されているのか調べたことはありません。 今回買ったキウイのラベルには品種名が表記してある…

Plantuはイスラモフォビア(イスラーム恐怖症)?

3月30日、ルモンド紙の風刺画家・Plantu(プロンチュ)が自身のツイッターに以下のような風刺画を投稿しました。 「ドルチェ&ガッバーナがヒジャブコレクションを発表」というタイトルの下に、ヒジャブ(スカーフ)で覆われたイスラム教徒らしき女性が二…

これはフランス人を馬鹿にしていることになるのだろうか?

書こう書こうと思っていて今頃になってしまったことを一つ・・・ 3月9日、2014年にFessenheim(フェッセンアイム)の原発で起きた事故が過少報告されていたことをドイツ紙がつきとめたことを受けて、シャルリー・エブドが以下のような原発特集を組みま…

今冬最後のリンゴ

昨日、フランシュコンテ地方に“春一番”が吹きました。 ・・・と言ってもここはフランスなので“春一番”は吹かないし、そんな表現もありませんが、昨日は朝から晩まで晴れたり曇ったりしながら、強い風がひっきりなしに窓を打ち付けていて“春一番”という言葉が…

消えたベルギー原発情報

息子共々、体調を崩して更新が滞っている間にまたヨーロッパでテロがありました。 「またか」というか「やっぱり」というか、驚くことはほとんどないものの、堂々と空港内を歩いている犯人の姿を見ると、隙を突かれているようで、防ぐ手立てがあったのではな…

農薬をやめられないフランス ※追記あり

2008年、フランスの農業省が『Ecophyto』という農薬減量キャンペーンを始めました。 目標は10年で半分。 対象は大量生産の大規模農家から趣味でガーデニングをする人まで、農薬を使う人すべて。 農薬は例えそれが農作物にほとんど残らなかったとしても…

3・11 フランス各紙が伝えたこと

あれから5年・・・ 2016年3月11日付けのフランス各紙の報道をまとめてみました。 ルモンド紙 1面に、北海道から来たという19歳の除染作業員の写真を大きく掲載。 6・7面で被災地、避難者、帰還者、福島第一原発の現状を報告。帰還者については…

「次はFessenheim」にしないために・・・ フランス各地の集会一覧

今日、高浜原発の運転停止を命じる仮処分が決定しました。 これによって関西電力は現在運転中の3号機を直ちに停止しなければならず、福島第一原発の事故から5年を前に有意義な決定が出されたと言えます。 一方、フランスでは2014年にFessenheim(フェ…

フランス人が書く“いちえふ”

福島の無言の歩兵たち 2016年2月7日 福島という固有名詞を知らないものはいない。2011年3月11日の地震がもたらした悲劇を知らないものもいない。しかし、5年の間に4倍に膨れ上がった原発作業員の数を知っているものはいるだろうか?安全性を…

フランスの漫画賞の候補になっていた原発漫画

数日前、旦那さんがこんな漫画を見つけました ↓ 「Colère Nucléaire」 作・画 Takashi Iamshiro 表紙から原発を題材にした話であろうことは容易に想像できますが、題名も作者名も聞いたことがありません。 さっそく検索してみると・・・ 原題は『原発幻魔大…

今年の仮装

今年もカーニバルの季節がやってきました。 息子が着ることにしたのは・・・ これ ↓ 日本では知る人ぞ知る、フランス生まれの『Lapin crétin』(ラパン・クレタン=馬鹿うさぎ(直訳)。 名前や容貌からは想像し難いですが、フランスの子供たちの間ではかな…

母乳を与えていれば救えた命

長期授乳が毎年80万人の赤ん坊の命を救う・・・ そんな研究結果を、『The Lancet』というイギリスの医学雑誌が掲載した・・・という記事が1月30日付けの地方新聞に載っていました。 フランス語 ↓ http://www.estrepublicain.fr/actualite/2016/01/30/les-…

折り紙教室始めました

フランスの中学校には、放課後の部活動はありません。(高校もしかり) 午後の最後の授業が終われば皆そそくさと帰宅するのが普通。 日本人からすれば、「全員帰宅部」という感じでしょうか。 部活動がない理由は、授業料が無料の公立校では経済的な余裕がな…

「米軍基地をなくせば日本は変わる、日本人は変わる」 大江健三郎

ラジオFrance culture 『Hors Champs』連続特別番組Japon 第七回 ゲスト 大江健三郎 2016年1月25、26日 (インタビュー抜粋) Laure Adler(以下A):あなたの日常はどのようなものですか? 大江健三郎(以下大):僕は色んな仕事がある場合があり…

既に2度目!仏の核のゴミ埋め立て施設の建設現場で死亡事故

今週の火曜日(1月26日)、フランスの東方はBure(ビュール)という村にある核のゴミ処理施設の建設現場で死亡事故がありました。 (フランス語 ↓) http://www.ouest-france.fr/lorraine/moselle/deux-blesses-dans-un-eboulement-du-laboratoire-nuclea…

「日本人は会う人ごとに色んな顔を持っている」 平野啓一郎

France culture 『Hors Champs』連続特別番組Japon 第四回 ゲスト:平野啓一郎 2016年1月22日 (インタビュー抜粋) Laure Adler(以下A):あなたの小説のスタイルは作品ごとに違いますが、共通したテーマを有しています。それは、“自分とは何か”。…

「誰かを批判する意見が快くないと思っている日本人が多い」 古川日出男

福島の原発事故から、あと数週間で5年。 1月18日から26日まで、フランスのラジオFrance Cultureの『Hors Champs』という番組でフランス人に“意外な日本の姿”を知ってもらうための特別放送がありました。 http://www.franceculture.fr/blog-au-fil-des-…

最近よく言われる冗談

つい数ヶ月前まで、息子の通園には自転車を使っていました。 いわゆるママチャリにチャイルドシートを固定したもので、健康にもいいし、環境にもいいし、時間も(徒歩に比べて)短縮できて、申し分のない通園方法でした。 ところが、息子の体重が17キロを…

ついてるガレット・デ・ロワ

おととしのこの時期にやっとの思いで手に入れたフェーヴを、去年使い切ったことを思い出したのは年明け。 今までに集めた30個以上あるフェーヴの中から使いまわすこともかんがえたけれど、それでは息子が楽しめない。 というわけで、今年もパン屋をはしご…

シャルリーで初笑い!

・・・と言っても、年明けから11日も経っているので「もう笑っちゃったよ!」と言われそうですが あの歴史的340万人集会から、今日で一年・・・ ということで、今週の特別号に載っていたシャルリーらしい“爆笑”風刺画を紹介します。 笑うも笑わぬもあな…

そして私たちは「ユダヤ人」になった

パリの東の入り口にある、ユダヤ食品専門スーパーでテロが起きてから今日で一年。 ユダヤ人がイスラム国の標的になったのは、シャルリー・エブドが襲撃された2日後のこと。 ところがこのテロの話は影を薄め、あまり話題になりません。 たとえ話題になっても…

一年間シャルリー・エブドを購読して思うこと

あれから一年 シャルリー・エブドを毎週キオスクで買うようになって一年 そのイメージとは裏腹に、紙面の文字数は意外に多く、全ての記事に目を通すことはできませんでしたが・・・ 今確実に言えること それは、私自身がますます「シャルリー」になっている…

「慰安婦」に謝ることにした日本

12月28日、日韓の「慰安婦」問題が妥結した・・・ と聞いて、狐につままれたように感じたのは私だけではないでしょう。 あれだけ「慰安婦」の存在を小馬鹿にしてきた安倍政権と、あれほど頑なに妥協案を拒んできた韓国政府が合意するなんて・・・ そう思…

スターウォーズに翻弄される世界、そして我が家(※ネタバレなし)

明けましておめでとうございます 2016年最初の記事なので明るい話題を・・・ ということで、どうでもいい人にはかなりどうでもいい、でも好きな人は大好き、という 昨年末10年ぶりに公開され話題沸騰中のスターウォーズの話をします(笑) 私自身が唯…